サッポロライオン公式アプリが「Yappli CRM」を導入

ECのミカタ編集部

「Yappli」を提供する株式会社ヤプリ(本社:東京都港区、代表取締役:庵原保文、以下「ヤプリ」または「同社」)は、株式会社サッポロライオン(本社:東京都中央区、代表取締役社長:三宅祐一郎、以下「サッポロライオン」)が運営する「club LIONアプリ」にて「Yappli CRM」が導入され、施策の支援を開始したことを公表した。

データに基づき顧客が求めるコンテンツを配信

アプリプラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」を提供するヤプリ社は、サッポロライオンが運営するサッポロライオン公式アプリ「club LIONアプリ」にて、「Yappli CRM(ヤプリ シーアールエム)」が導入され、顧客の購買・行動データに基づく顧客管理や、各種コミュニケーション施策の支援を開始したことを公表した。同社は、POSデータ連携によるパーソナライズ化で顧客が求めるコンテンツを配信できるとしている。

「Yappli」は、アプリ開発・運用・分析をノーコード(プログラミング不要)で提供するアプリプラットフォームだ。導入企業は600社を超え、店舗やECなどのマーケティング支援から、社内や取引先とのコミュニケーションをモバイルで刷新する社内DX(デジタルトランスフォーメーション)、バックオフィスや学校法人の支援まで、幅広い業界の課題解決に活用されている。

施策の概要

施策の概要

同社は、「club LIONアプリ」によって実施されている代表的な施策について、次のようにまとめている。

◆ユーザー投票による「好きなビール対決」

サッポロライオンの実店舗で提供している特定のビール群の中で一番好きなものを顧客に投票してもらい、その結果をアプリ上で発表。サッポロライオンからの発信だけでなく、顧客からのレスポンスを促すことで、双方向のコミュニケーションを実現させ、顧客のロイヤリティ向上に寄与する。

◆“ガチャ要素”を持つクーポンコンテンツ

全ての顧客に等しく同じものを配布するだけでなく、「VIP賞」「S賞」「A賞」「B賞」などと、様々な種類のクーポンをあえてランダムで配布する施策もシーズンごとに実施。施策への参加者数向上やアプリの継続的な利用につなげる。

◆「最終購入金額」や「最終購入店舗」などのPOSデータの活用

サッポロライオンが持つPOSデータとYappli CRMを連携。顧客の「最終購入金額」や「最終購入店舗」といったPOSデータをCRM施策時のトリガーとして活用できるようになったため、より売上に結びつきやすい販売促進施策や、再来店を促すための継続的なコミュニケーションを幅広く設計することができる。

◆「club LION Point」の提供&管理

入会金・年会費無料で、全国のサッポロライオン各店舗(一部店舗除く)で使えるポイントシステムを提供。100円(税抜)ごとに5ポイント加算され、1ポイント=1円相当の割引となる。入会するとアプリ上にデジタル会員カードが表示され、会員カードのバーコードを会計時に提示するだけでポイントが加算&利用することができる。

リピーターやファン育成を促進

サッポロライオンでは、「club LIONアプリ」を通じて顧客とのコミュニケーション機会が増加しているという。店舗利用以外のシチュエーションにおいてもアプリによって顧客と継続的に繋がることができる環境を築き、リピーターやファンの育成を促進してきた。

そうした中で、顧客がスマートフォンアプリをダウンロードするだけで始められるCRM(顧客管理システム)「Yappli CRM」の導入に至ったのだ。アプリを利用する顧客のデータやポイントの管理、アプリでのCRM施策の実行までの全てをYappliのプラットフォームを活用して可能になる。

また「club LIONアプリ」においてYappl CRMを活用し、「ポイントカード機能」・「プッシュ通知によるクーポン配布」といったスタンダードなアプリの機能提供に加え、ユーザーとのコミュニケーションを活性化する「ユーザー参加型施策」についてアプリを通して実行。「来店毎にポイントが貯まるだけでなく、ビール好きユーザーに喜んでもらえるアプリ」を意識した施策を通して、アプリを起点とした顧客とのコミュニケーションが深化することになりそうだ。


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