メルカートが“ChatGPT”搭載サイト翻訳サービス「AIシュリーマン」と連携

ECのミカタ編集部

「メルカート」を提供している株式会社エートゥジェイ(本社:東京都港区、代表取締役社長:飯澤満育、以下「エートゥジェイ」または「同社」)は、WIPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:上田輝彦、以下「WIPジャパン」)が提供する、ChatGPTを活用したサイト翻訳サービス「AIシュリーマン」とシステム連携したことを公表した。

ECカート × AIサイト翻訳

販促・CRM機能一体型のSaaS型ECカートシステム「メルカート」を提供しているエートゥジェイは、多言語ビジネス支援を行うWIPジャパンが提供する、ChatGPTを活用したAI翻訳およびAI校正機能を搭載のサイト翻訳サービス「AIシュリーマン」とシステム連携したことを公表した。

メルカートは、ECサイト構築実績国内トップクラスの「ecbeing」から生まれた、SaaS型クラウドECプラットフォームだ。多彩な機能性や操作性に優れたUI、万全のセキュリティ、システムの自動更新、集客からCRMまでサポートする専門チームなどを通じて、顧客事業者のECサイトに対するさまざまな課題を解決し、売上向上に貢献している。また、パッケージ版であるecbeingへ低コスト・短期間で移行できるなど、EC事業規模に応じた柔軟な対応も可能だ。

一方、AIシュリーマンは、“ChatGPT”を搭載し、自社サイトを多言語化するクラウド型のサイト翻訳サービスだ。DeepL とChatGPTを組み合わせた独自のAI翻訳により、世界主要31言語の翻訳に対応している。動的なコンテンツやスマートフォン、PCサイト問わず、全てのコンテンツを翻訳可能で、ユーザが使用しているブラウザ言語を判定して自動的に言語切り替えが行われるため複雑な設定は不要とのことだ。

海外顧客の快適な購買体験につながる

海外顧客の快適な購買体験につながる

今回のシステム連携により、メルカートを利用しているECサイト上の文章を、ChatGPT及びDeepLを用いてAIがネイティブチェック/校正を行い、世界主要31言語への自動翻訳が可能になる。また、管理画面から手動校正も可能なため、より適切な言語翻訳が実現できる。

ブラウザ言語を見て翻訳言語が自動で切り替わり、キャッシュなどの独自最適化を行うことで、翻訳結果の即時反映が可能だ。そのため翻訳済のページの場合、およそ0.03秒で言語が反映される。これにより、国内外の翻訳を必要とするサイト利用者はブランドのメッセージや商品説明を正しく理解することが可能になり、より快適な購買体験へとつなげることができる。

高まる越境ECでの翻訳ニーズに対応

国内のBtoC-EC市場規模が年々拡大を続けると同時に、海外への販路拡大も大きな注目を集めており、さらに高品質かつ低い運用負荷での多言語化へのニーズも増している。そこで同社は、日本国内外の外国人サイト利用者向けに、大きな運用負担なく適切な情報を提供し、販路拡大の基盤構築を実現するため『AIシュリーマン』との連携に至ったのだ。

アフターコロナを経て水際対策の緩和以降、海外からの観光客は急速に戻りはじめ、訪日インバウンド需要も目覚ましい復活を遂げている。先進各国と日本とのマネーサプライの需給ギャップによって円安傾向も進み、相対的に安価な日本製品への人気が上昇していることも追い風となり、その熱度も高い。

そうした中で今回、販促・CRM機能一体型ECカートシステムのメルカートと“ChatGPT”を搭載した翻訳サービスAIシュリーマンとが連携を開始したことにより、高まる日本国内におけるEC事業者のニーズに的確に対応していくことになりそうだ。


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