POSシステム「ReCORE」がアップデート、主要ECモールでの効率的な併売が可能に

ECのミカタ編集部

株式会社NOVASTO(読み方:ノヴァスト、本社:大阪府吹田市、代表取締役:佐藤秀平、以下「NOVASTO」または「同社」)は、同社が提供する「ReCORE」においてEC関連の大型アップデートを実施した。

複数モール運営EC事業者にフォーカス

NOVASTOは、同社が提供する小売・リユース業向けPOSレジシステム「ReCORE(リコア)」の利便性をさらに高めるために、EC関連の大型アップデートを実施した。すでにReCOREでは、Amazon・楽天市場・ヤフーショッピング・ヤフオク!・メルカリShops・ラクマ・Shopifyにおいて、同時出品・在庫連携・受注管理に対応してきたが、今回のアップデートを通して複数のモールを運営しているEC事業者にとってより有用な機能が追加されたとのことだ。

アップデートでは、サイズや色などの商品を同じ商品ページで出品可能になる「バリエーション出品機能」や複数の商品のセット売りが可能になる「バンドル出品機能」、ヤフオク!以外の連携モールでも可能になった「自動再出品機能」などが追加され、出品時、出品後の選択肢が豊富になった。

アップデートの概要

アップデートの概要

◆バリエーション出品機能の追加

今回のリリースにより、同じブランド・同型の商品でサイズ違いの在庫をひとまとめで出品するバリエーション出品が可能になった。これまでは同ブランド・同型の商品でサイズ違いなどの在庫を出品販売する際、それぞれ個別に出品する必要があったが、サイズ・色違いなどの在庫管理を個別に行いながら、1度の出品が可能になり、エンドユーザーにとっても購入がスムーズになる。なお、この機能は、楽天市場・ヤフーショッピング・Shopify・メルカリShopsにて利用可能だ。また今後、amazonへの対応も予定している。

◆バンドル出品機能の追加

複数の在庫をセット販売する際に、結合操作なく各在庫を指定し、セット商品としてスムーズに出品することが可能になった。これまでは、セット販売する際に商品を結合する必要があったが、今回のアップデートより、まとめ販売が手軽に行えるようになった。新生活セット販売、服のセット販売、トレカのセット販売、ゲーム機本体と付属品のセット販売などでの活用ができる。その中でも、酒の買い取り販売を行っている事業者にとっては、在庫上では個品で管理でき、EC上ではまとめて販売することが可能なので、酒税法に対応しながらセット販売を行うことができる。なお同機能は、連携する全てのECサイトに対応している。

◆全モールに対し、再出品、出品終了の機能を追加

今回のリリースにより、全てのECモールに対し【出品リスト】画面より再出品、出品終了の操作を行うことが可能となった。

▷再出品について

これまでは再出品を行う場合、ヤフオク以外のECモールは【出品待ち】画面から新規で出品を行うか【出品リスト】より出品数を手動で変更する必要があった。新たに全てのECモールに対して【出品リスト】画面より再出品(更新)の操作が可能となった。

▷出品終了について

これまでは、出品終了の操作を行いたい場合、ヤフオク以外の出品に関しては【出品リスト】の出品数の項目より手動で出品数を「0」へ変更する仕様だった。新たに全てのECモールに対して出品終了の操作を行うことが可能となった。こちらの機能向上に伴い、ヤフオク以外のモールにも「出品終了」のステータスが付与される仕様へと変更され、視覚的にも【出品リスト】画面内で出品が終了しているリストを把握しやすくなった。

オムニチャネル・OMO展開を力強く支援

オムニチャネル・OMO展開を力強く支援

「ネットとお店を1つに。」をコンセプトに、リアル店とShopifyのECサイトおよび、その他主要ECモールと連動してオムニチャネル化が実現できる次世代型のクラウドPOSシステム「ReCORE」。店舗販売、買取(下取り)、在庫管理、EC販売、会計処理、商品マスタ管理、顧客管理、KPI管理、LINEミニアプリ会員証等、小売業に必要な業務を総合的にカバーしている。

また、オンラインでつながるクラウドPOSのため、ID・パスワードを入力するだけで、どこからでもデバイスを問わず操作することができ、出品スタッフは自宅からリモートでEC併売を、SV・店長などは店の外から売上状況をチェックするなどの運用も可能だ。

ReCOREはリリースから5年が経過し、上場企業を含めて200社を超える企業が利用しており、オムニチャネル・OMO展開を力強く支援してきた。今回、新たに「ReCORE」のEC管理機能がバージョンアップされ、特に複数のECモールで展開するEC事業者にとっては、より効率的な併売の実現に寄与することになり、それを通した業務の効率化と業績向上をさらに後押しすることになりそうだ。


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