EC構築の『SI Web Shopping』が後払いの“ペイディ”とサービス連携
株式会社システムインテグレータ(本社:さいたま市中央区、代表取締役社長 CEO:引屋敷智、東証スタンダード:証券コード3826、以下「システムインテグレータ」または「同社」)は、同社の「SI Web Shopping」と株式会社Paidy(本社:東京都港区、代表取締役:杉江陸、以下「Paidy」)が提供する「ペイディ」とのサービス連携が決定したことを公表した。
カゴ落ちを防いで売上向上につなげる
システムインテグレータ社は、同社のECサイト構築プラットフォーム「SI Web Shopping」とPaidy社が提供する後払いサービス「ペイディ」とのサービス連携が決定したことを公表した。この連携機能は、2023年9月にリリースするSI Web ShoppingV12.15より提供予定とのことだ。また同社は、連携によってユーザーのニーズにあわせた決済手段の提供ができ、カゴ落ちを防いで売上向上につながるとしている。
SI Web Shoppingは、1996年に提供が開始されたECサイト構築パッケージで、25年以上にわたり1100を超えるサイト構築に採用されている。時代のニーズに合わせて機能改良を続けており、幅広いサービスとの連携と柔軟なカスタマイズ性、大規模サイトも運用できる安定性、堅牢なセキュリティで、拡大を続ける日本のECビジネスを支える。
またペイディは、Paidy社が提供する後払いサービスだ。ユーザーはスマートフォンを通して1カ月間にECサイトで利用した買い物料金をまとめて翌月に支払う「あと払い」を利用できる。さらに本人確認を実施すると、分割手数料無料で3回もしくは6回、12回に分けて後払いができる「3・6・12回あと払い」も利用可能だ。
標準で後払い決済が利用できるように
ECサイト構築パッケージSI Web Shoppingは、2023年9月にリリース予定の最新バージョンV12.15から、標準で提供する決済手段にBNPLの「ペイディ」の後払い決済を追加する。同社は、EC事業者において追加のカスタマイズを行う必要なく手軽に後払い決済を導入できるようになるとしている。
ペイディの加盟店では、後払いの導入により、価格が原因でカゴ落ちしていたユーザーを獲得しコンバージョン率が20%以上アップしたケースがあるという(Paidy調べ)。後払いを導入することで購入に対する敷居が下がり、「この商品が欲しいけど、価格が高い」と諦めていたユーザーも気軽に購入することが期待される。
同社は、EC事業者において利便性を向上させることで、さらにリッチな購入体験をユーザーに提供し、コンバージョン率や顧客単価の向上、新規顧客の獲得、リピート顧客の増加などさまざまな効果につながるとしている。
費用対効果の高い提案が可能
公表に際してPaidy社パートナーアライアンス部長の臨光政孝氏から次のようなコメントが出されている。
「このたび、弊社が提供するあと払いサービス『ペイディ』と大型EC事業者様が利用する老舗のECプラットフォーム『SI Web Shopping』との連携が決定し、とても光栄に思います。大型EC事業者様は様々な開発案件を年単位で組まれるため、優先順位の検討が非常に困難なことと推測しますが、今回の標準連携により、費用対効果の高い提案が可能になると自負しております。今後システムインテグレータ様と密に連携し、より多くの事業社様にペイディをご紹介できたらと考えます。両社の取り組みにご期待ください」
ECサイトにおいて、決済手段はユーザーの購買意思決定を左右する重要な要素だ。利用しているECサイトで、希望の支払い手段が選べないことが理由で購入を諦めるユーザーは少なくない。あと払いを決済手段に加えることで、こうしたカゴ落ちを防ぎ、コンバージョン率を向上させることにつながる。
またクレジットカードなどを持たない人や、セキュリティ面の不安からECサイトでのクレジットカード利用を避ける層に対しても後払い決済の選択肢を提供することで新規顧客の獲得やリピート率の向上が期待でき、それらを通して両社のサービスの提供価値がさらに高まることになりそうだ。