ジュームロジスティクスがロジスティードエクスプレスと連携、米国への直行便を開始
2023年7月25日、ジュームロジスティクスは、日本における新たな事業開発ソリューションについて日本から米国へのB2C直行便の運航を開始したことを公表した。
日本における長期計画を確かなものに
香港、中国本土、韓国、日本、ヨーロッパの顧客向けに越境ECのための物流、テクノロジー、インフラサービスを提供しているジュームロジスティクス(以下「ジュームロジスティクス」または「同社」)は、日本における新たな事業開発ソリューションとあわせて5月末より日本から米国へのB2C直行便の運航を開始したことを公表した。
また同社は、ロジスティードエクスプレス株式会社が、ジュームロジスティクスの日本国内の主要パートナーとなり、今回の決定は「ジュームロジスティクスの日本での長期計画を証明するもの」としている。
パートナーシップの主な利点
同社がまとめるパートナーシップの主な利点は次の通りだ。
▶米国におけるB2Cの直接輸送サービスの向上
▶荷物の配達スピードの向上
▶VAT(付加価値税)払い戻しの申請が可能
▶航空会社の規制に対応したリチウムバッテリー含有製品の取り扱いを開始
成長する日本の越境EC市場をサポート
ジュームおよびジュームロジスティクスの共同創設者であるIlya Shirokov(イリヤ・シロコフ)氏は、次のように述べている。
「私たちにとって、日本のお客様との信頼関係を構築することは最優先事項です。ロジスティードエクスプレスとの連携は、私たちの日本での長期的な事業展開の計画を証明するものです。この協力により注文のITデータ転送交換システムや国境を越えた注文を処理する最新のITシステムを構築し、成長する日本の越境EC市場のサポートができればと考えています」
ロジスティードエクスプレス株式会社社長の黒梅裕一氏は、次のように述べている。
「この度のジュームロジスティクス社との連携により、お客様のビジネスを物流でサポートし、消費者の利便性向上をめざすとともに、当社ロジスティードエクスプレスの越境ECの事業ポートフォリオ拡大と両社の事業発展に寄与することを期待しています」
ジュームロジスティクスは現在、月間500万以上の荷物を配送しているという。新ソリューションの導入により日本から米国全土の顧客への荷物を、7日以内というスピードで届けることが可能となったとのことだ。
ジュームロジスティクスの主要顧客の中には、BuyeeやZenPop、eBayおよびShopifyなどが既にこのサービスを活用し、国際配送を進めている企業もあるとしている。こうした北米をはじめ世界の物流を支える同社は、今回のパートナーシップの締結を通して、日本の越境EC支援を加速させることになりそうだ。