越境取引の拡大へ 楽天ラクマ、台湾と香港在住者向けの購入代行サービス「Letao」および「Funbid」と連携

ECのミカタ編集部

楽天グループ株式会社(以下「楽天」)が運営するフリマアプリの「楽天ラクマ」は、JapanJiYun株式会社が購入代行サービスとして運営する「Letao」および「Funbid」と本日より連携を開始した。「楽天ラクマ」での越境取引における購入代行サービスとの連携は8例目および9例目となり、今後も日本のリユース品の海外販路拡大に向けて連携を強化していく予定としている。

越境取引代行サービスで海外在住の方でも商品購入可能に

越境取引代行サービスで海外在住の方でも商品購入可能に台湾の購入代行サービス「Latao」

2023年7月26日に、楽天ラクマは「Letao」と「Funbid」との連携を開始した。今回の連携で台湾、香港在住ユーザーでも「ラクマ公式購入代行サービス」を介して楽天ラクマでの商品購入、お届けが可能だ。近年「楽天ラクマ」における越境取引でも、特にアジアにおける需要の高まりが顕著となっていたこともあり連携に至ったという。

台湾の「Latao」はリユース品において日本の商品が最も人気で、アニメフィギュア、アイドルグッズ、スポーツシューズ、ブランド服、時計などの需要が高いのが特徴だ。香港の「Funbid」は、世界的な貿易都市として昔から豪華な輸入品の取引が活発である背景がある中、日本からは中古ブランド品の評価が高く、「ルイ・ヴィトン」「エルメス」「ロレックス」などのラグジュアリーブランドの需要が高い特徴がある。

香港の購入代行サービス「Funbid」

越境取引拡大や検索機能追加 利便性高まる楽天ラクマ

楽天ラクマは今回の越境取引拡大に限らず、ユーザーと出店者側にとって利便性高い施策を次々と発表している。EC事業者や物流事業者に関わるニュースでいえば、日本郵便と連携した匿名配送サービス「ゆうパケットポストmini封筒」の提供(※1)や楽天ラクマアプリで商品をキーワード検索できる「ショップ内検索機能」の追加(※2)があげられる。

EC事業者は出店時や戦略を練り直すため、物流事業者は配送における新サービスに対応するために今後も楽天ラクマの動向はチェックしておきたいところだ。

※1 関連記事:楽天ラクマ、ヤフオク!、PayPayフリマ 日本郵便と連携し「ゆうパケットポストmini」を提供開始
※2 関連記事:「楽天ラクマ」でショップ内検索機能開始。目視から検索できるサービスへ


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