ECで希望の決済手段が無い時はどうする?【ナイル調査】

ECのミカタ編集部

ナイル株式会社(本社:東京都品川区、 代表取締役社長:高橋飛翔、以下「ナイル」または「同社」)は、同社が運営する「Appliv TOPICS」にて20~69歳男女1610人を対象に、2023年8月18日~8月22日の期間、オンラインショッピングに関するアンケートを実施し、その結果を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年8月18日~8月22日
調査委託先:株式会社ジャストシステム
調査対象:20~69歳男女
サンプル数:1610人
◇年齢
20~29歳:331人
30~39歳:330人
40~49歳:306人
50~59歳:318人
60~69歳:325人
◇性別
男性:801人
女性:809人

出典元:Appliv TOPICS

ECで利用されている決済方法は?

ECで利用されている決済方法は?

直近1年間にオンラインショッピングで利用した決済方法(複数回答可)を質問している。オンラインショッピングをしたと回答したのは1470人。その中で最も多かったのは「クレジットカード」で81.50%だった。

次に「QRコード決済(PayPay、LINE Pay、楽天ペイなど)」32.04%、「コンビニ払い」19.18%、「デビットカード」12.11%と続いた。また回答した中で最も頻繁に利用する決済方法を尋ねたところ、「クレジットカード(71.70%)」が圧倒的に多い結果となった。

年代別・男女別の利用状況は?

年代別・男女別の利用状況は?

直近1年間にオンラインショッピングで利用した決済方法(複数回答可)の回答の男女構成比を見ると、「銀行振込」「電子マネー(Suica、楽天Edyなど)」「デビットカード」は男性の割合が大かった。一方、「キャリア決済」「後払い決済」は女性の割合が大きくなっていた。

年代構成では、「クレジットカード」は世代が上がるほど割合が大きくはなっていたが、全体的にそこまで差はなかった。「QRコード決済」も20〜30代の利用率が比較的高めだが、こちらも全年代に利用されていた。特徴的なのは「デビットカード」「代金引換」「ATM払い」「プリペイドカード」だ。20〜30代の割合が大きくなっていた。

ECで希望の決済手段が無い時はどうする?

ECで希望の決済手段が無い時はどうする?

オンラインショップで希望の決済方法が利用できない場合の対応(単一回答)を尋ねている。最も多かったのは「違う決済方法で支払う」で48.71%。約半数は、同じショップで購入をしようとしていた。

次いで多いのは「別のオンラインショップを利用する」で25.24%。決済方法にこだわっている人も一定数いた。「買い物をやめる」は11.22%、「実店舗へ行く」は8.37%で、約2割の人はオンラインショッピングをやめてしまうようだと分析。ポイントキャンペーンなどのお得感が魅力になっていることが伺えるとしている。

サマリー

このように「Appliv TOPICS」は今回、インターネット調査サービスを通して、20〜69歳男女1610人を対象に、オンラインショッピングの決済方法に関するアンケートを実施した。

その結果、直近1年間にオンラインショッピングで利用した決済方法1位は「クレジットカード」2位「QRコード決済」3位「コンビニ払い」で、利用頻度の高い決済方法は「クレジットカード」が圧倒的多数となった。

男性は「銀行振込」「電子マネー」「デビットカード」、女性は「キャリア決済」「後払い決済」の利用率が高く、「デビットカード」「代金引換」「ATM払い」「プリペイドカード」は20~30代の利用率が高かった。またオンラインショップで希望の決済方法を使えないときの対応は「違う決済方法で支払う」が最多となった。

ECにおいては、現金以外の決済手段を利用する宿命にあり、多様な決済手段をショップやモール側が用意することは、いわゆる「カゴ落ち」を防ぎ、売上の確保につながる。今回の調査からは、ネット通販における伝統的な決済手段であるクレジットカードの利用が引き続き多数を占める一方、QRコードなど新興の決済手段も幅広い年代で浸透してきている様子が明らかとなったと言えそうだ。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事