楽天カードショッピング取扱高が20兆円突破、要因は?

ECのミカタ編集部

楽天カード株式会社(以下、同社)は、直近12カ月(2022年8月~2023年7月)の年間カードショッピング取扱高が20兆円を突破したことを発表した。

楽天カード約54%とポイント還元率の高さで圧倒的な利用率

直近12ヶ月(2022年8月から2023年7月)の楽天カードショッピング取扱高が20兆円を突破した。5兆円から10兆円突破が4年、10兆円から20兆円が2年前後で突破となり前年同期比(2021年8月~2022年7月比)でも20%を超える成長を果たしている。またMMD研究所が2万5000人を対象にした調査でも、利用しているクレジットカードとして、楽天カードが54.2%と2位のイオンカード(22.6%)を超える利用率だ(※1)。

楽天カードショッピング取扱高の推移

楽天カードのショッピング取扱高は、2枚目を含めた発行枚数が順調に増加し、「楽天市場」や「楽天ペイ(アプリ決済)」をはじめとする楽天グループサービスでの利用やグループ外での利用も増加したという。楽天カードの魅力に関する調査によると、ポイント還元率の高さが支持されている理由のようだ(※2)。

また、ポストコロナにおける旅行関連サービスや飲食店での消費回復、コロナ禍での行動様式の変化をきっかけとした非接触需要の高まりによるキャッシュレス化の流れが継続している。日常の買い物にも多く利用され続けていることも要因としてあるだろう。

※1関連記事:決済・金融サービス利用動向調査 クレカは「楽天カード」が利用シェアトップ(MMD研究所)
※2出典元:楽天カード、年間カード取扱高が過去最高の20兆円越え!

2022年度のキャッシュレス決済比率は36.0%

2022年度のキャッシュレス決済比率は36.0%

経済産業省は、キャッシュレス決済比率を2025年度までに4割程度にする目標を掲げている。2022年度は36.0%の111兆円となり、目標まで間近だ。そのうちクレジットカードがしめる金額は93.8兆円(前年比12.8兆円増、15.8%増)にのぼり、キャッシュレス決済を牽引しているという(※3)。EC事業者はキャッシュレス決済比率や利用動向を見ながら、決済方法の種類を検討していきたい。

※3出典元:2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました(経済産業省)


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