物流業界注目の置き配専用LCC宅配「置ToC」が10月1日にスタート 

ECのミカタ編集部

LCC宅配 「置ToC(おいとっく)」を10月1日サービス開始 物流課題を

コントラクト株式会社(以下:コントラクト)と株式会社トランプ(以下:トランプ)と株式会社エスシーシー(以下:エスシーシー)は、2023年10月1日(日)より置き配専用LCC宅配サービス 「置ToC(おいとっく)」を開始する。

日時指定、再配達を行わないことで価格を抑える

日時指定、再配達を行わないことで価格を抑える

「置ToC」は、「置き配」専用LCC(Low Cost Carrier:ローコストキャリア)宅配サービスとすることで、現在物流業界が抱える課題と今後に対するソリューションを提供する。

総合物流サービスに強みのあるコントラクトと、宅配に強みのあるトランプ、さらに情報サービスに強みのあるエスシーシーの各社が強みを活かし、持続可能な社会の実現に取り組む。

主なサービス内容は以下の通りとなっている。

◆「置き配」専用宅配サービス
◆日時指定、再配達を行わないことを基本サービスとすることで安価で適正な料金で届ける
◆最安料金は1個350円〜(個数、エリアにより変動)

降雨時、盗難時の対応も可能

現在、置き配を利用したいが不安要素が多いことから、利用を躊躇している顧客も少なくない。

代表的な不安要素は降雨時に商品が濡れてしまう、受け取るまでの盗難があげられる。

「置ToC」では、降雨時はビニール袋に入れて配達。また、荷物が濡れる可能性がある場合は配達員が持ち戻りし後日再配達も可能だ。

また、万が一の盗難時には、商品代金を保証する保険をオプションで用意している。配達事前通知、配達完了通知はメールアドレスに送付されるため、タイミングを事前に確認することも可能だろう。

関東、関西から段階的にスタート

「置ToC」は関東、関西から段階的にスタートし、年内には中部、九州を対象エリアとして拡大予定である。

2024年からは順次対象エリアを拡大し、全国主要都市でのサービス展開を予定している。

「置ToC」の普及により置き配利用者が増加することは十分に期待できる。安心して荷物が届く社会の実現だけではなく、負担を抱えるドライバーや物流業界の課題解決にも繋がるはずだ。今後の動向に注目したい。


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