「Recustomer」が「BORIS」機能を公開 ECサイトで購入した商品を実店舗で返品・交換可能に

ECのミカタ編集部

ECサイトで購入した商品を、実店舗で返品・交換が出来る「BORIS機能」を公開

「Recustomer(リカスタマー)」を運営するRecustomer株式会社(以下:Recustomer)は2023年9月1日より、ECサイトで購入した商品を実店舗で返品・交換が出来る「BORIS(ボリス)機能」を公開した。

ECサイトでの購入品を実店舗で返品可能

「BORIS」とは「Buy Online Return In Store」の頭文字を取った略称であり、「ECサイトで購入した商品を、実店舗で返品・交換できるようにする」という施策である。

「BORIS」を利用するメリットについては、以下の通りである。

◆実店舗への来店促進
◆実店舗での接客によるアップセルの機会創出
◆購入者またはEC事業者の送料負担の軽減
◆配送量削減による、物流への負担軽減
◆梱包や配送の作業負担軽減による、顧客体験の向上

返品・交換を実店舗への来店機会に

これまで、ECサイトで購入した商品の返品・交換を行う場合には配送業者を利用し、交換商品の返送や受け取りを行う必要があった。

このような方法は梱包作業や配送手続きの手間に加えて、配送料金の負担が発生することから、購入者とEC事業者双方にとって大きな負担になっていた。

Recustomerが公開した「BORIS機能」を活用することで、ECサイトで購入した商品を返品・交換する際は、Web上で申請を行い、実店舗へ交換商品を持ち込むことが可能となる。返品・交換が来店の機会となるため、実店舗での接客によるアップセルにも繋がるはずだ。

気軽に返品できないという点を懸念して、ECサイトでの商品購入を躊躇している顧客は少なくない。今回の「BORIS」は実店舗とECサイトを繋ぐ、効果的な施策になることが期待される。今後の動向に注目だ。


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