物流プラットフォーム「サイバーロジ」がプレスリリース クラウドで物流業務をすべて完結させ、業務削減に繋げる
株式会社コマースロボティクス(以下:コマースロボティクス)は、2023年9月18日にクラウドですべての物流業務を依頼できる「サイバーロジ(Cyber Logi)」のサービスをプレスリリース、物流業務の予約受付を開始した。
幅広いチャネルに対応した自動受注・自動出荷サービスを提供
「サイバーロジ」は、独立系の物流プラットフォームとして、マルチチャネルやD2C、定期通販、冷凍・冷蔵通販、カスタマイズEC、基幹システムEC、B2Bなど多様な販売チャネルに対応した自動受注・自動出荷サービスを提供する。
主な特徴は以下の通りだ。
◆外部のOMS不要、RPA不要、WMS不要ですべてサイバーロジの内蔵システムで利用可能
▷API連携(受注・在庫)可能なモール、カート一覧
楽天、Yahoo!Shopping、Amazon、Qoo10、auPay Market、Shopify、ShopServe、Makeshop、ecforce、futureshopなど多数
◆受注処理から物流、発注までを自動化
サイバーロジは、EC物流の全プロセスをクラウド化することで、受注処理、物流、発注までのシームレスな連携を実現させている。
◆EC事業の成長に集中できる
目視、手作業で確認・修正していた受注処理を自動化することで、空いた工数を売上拡大業務に回すことが可能となる。
小規模物流案件の生産性を大幅に改善する
一般的に大手物流会社や3PL企業(倉庫運営会社)は物流効率、採算性が悪いことから、小規模荷主の物流案件を引き受けることができなかった。そのためD2Cスタートアップ企業などは、手間のかかる非戦略的な物流業務を行う必要があり、事業拡大に集中しにくい環境が生まれていた。
サイバーロジは、ロジテックを活用して、以下の開発を行い小規模案件の物流生産性の向上に成功。今まで引き受けが不可能であった大手物流や3PLも小規模案件の受託が可能となった。
「仮想荷主グルーピング」、「オートプリント」、「送り状後出し印刷」といった複数のサービスを提供することで、小規模物流案件の生産性を大幅に改善するとしている。
クラウド化・自動化で「物流のイノベーション」を起こす
モール系物流プラットフォームは、物流品質・拡張性・コスト・出荷速度などの優位性はある一方、D2Cや定期通販、冷凍・冷蔵に対応できない問題点があげられる。また、独立系物流プラットフォームは、倉庫インフラの拡張性や物流品質維持、多額なシステム投資に課題が残る。
こういった状況を背景に、「サイバーロジ」ついてコマースロボティクスは以下のようにコメントしている。
「物流プラットフォームがもたらす『EC運営者への効果』があることを私たちは強く感じています。スタートアップを含めて、より多くのEC事業者様が簡単に物流業務を利用開始できて、自動化によるPL、BS、CFへの効果により事業の成功確率を上げられる。そんな姿をイメージして、当社は、EC業界にクラウド化・自動化で『物流のイノベーション』を起こしていきます」。
「サイバーロジ」の正式リリースは2023年10月中を予定している。クラウドで物流業務すべてが完結する先進の物流プラットフォームとして、多くの事業者の業務をサポートすることが期待されるだろう。今後の動向に注目だ。