佐川急便、2026年2月に東京中継センターを新設 関東エリアの中継機能の強化と輸送ネットワークのさらなる効率化の推進を図る

ECのミカタ編集部

【佐川急便】東京中継センターの新設について

SGホールディングスグループの佐川急便株式会社(以下:佐川急便)は、東京都江東区に大規模な東京中継センターを新設する。

関東エリアの中継機能の強化と効率化を実現

今回新設する東京中継センターの稼働は2026年2月を予定している。

関東エリアの中継機能の強化と輸送ネットワークのさらなる効率化の推進を目的としており、現在稼働している大型物流施設「Xフロンティア®」内の佐川急便中継センターに次ぐ規模となる。

東京中継センターの詳細は以下の通り。

◆所在地:東京都江東区
◆延べ床面積:約86000m2
◆処理能力:5万個/時間
◆バース数:164バース
◆稼働時期:2026年2月(予定)

関東エリアにある7カ所の中継拠点を集約

関東エリアにある7カ所の中継拠点を本施設に集約し、輸送ネットワーク網の要として荷物の集約効果を高めることで積載効率を改善。さらに、自動化設備を導入することによって人員配置の最適化を行う。また、大型トラック運行台数の最適化やCO2排出量の削減効果も見込んでいるという。

さらに、佐川急便は今回公表された東京中継センターに加えて、2026年7月には関西エリア中継センターの稼働も予定している。

◆所在地:兵庫県尼崎市
◆延べ床面積:約43000m2
◆処理能力:10万個/時間
◆バース数:290バース
◆稼働時期:2026年7月(予定)

「2024年問題」による人手不足、対応能力の低下だけではなく、陸路輸送によるCO2排出など、物流業界が対応しなければならない課題は山積している。今後も佐川急便は持続可能な物流実現に向け、様々な取り組みを推進していくだろう。中継センターの貢献も含め、今後の動向に注目だ。


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