SGシステムとデジタルガレージがB2B取引向け決済サービス「請求書カード払い」の提供開始 資金繰り課題を解決し、業務効率化にも繋げる
SGホールディングスグループにおいてIT統括事業を担うSGシステム株式会社(以下:SGシステム)は、株式会社デジタルガレージ(以下:デジタルガレージ)と、B2B決済サービス「請求書カード払い」の提供を開始した。
キャッシュフローに対する課題解決を支援
2023年11月20日に提供開始された「請求書カード払い」は、法人および個人事業主が受け取った銀行振込の請求書を手持ちのカードで支払えるサービスである。
主な特徴は以下の通りだ。
◆銀行振込の請求書をカードでの支払いに切り替えることで、実質的な支払いをカードの支払い期日まで繰延できるB2B向け決済サービス
◆仕入先や購買先(請求書の発行元)がカード決済に対応していない場合でも利用可能
◆仕入先や購買先に対しては、SGシステムが支払者の名義で期日通りに振込を代行
◆日本国内の法人および個人事業主であれば誰でも利用可能
◆利用登録は無料、本サービスを利用した際にのみ利用手数料が発生
◆本サービスは請求書を発行する請求者の立場としても利用可能
※支払い期日・期限の先延ばし対象はクレジットカード払いに限る
請求業務の効率化にも繋がるか
SGシステムは「請求書カード払い」の提供について、以下のようにコメントしている。
「B2B取引においては、仕入先への支払い時期と販売先からの入金時期のズレによる資金不足や、カードでの支払いを希望していても仕入先や購買先がカード決済に対応していないことなどが、しばしば課題に挙がります。本サービスの導入により、実質的な支払いをカードの支払い期日まで繰延することで、中小事業者などでキャッシュフローに不安を感じる支払者の課題解決を支援します」。
本サービスの提供は資金繰りに対する課題解決はもちろん、請求業務の効率化といった面でも事業者に大きなメリットを与えるだろう。また、請求者としての立場からも利用できることから、幅広い事業者にとって利便性の高いサービスとなるはずだ。今後の動向に期待したい。