ECサイトのカゴ落ちに関する実態調査 利用者の約8割が「カゴ落ち」経験あり、リマインドしてくれる仕組みに約6割から期待の声
株式会社ザオリク(本社:東京都千代田区)は、ECサイトを週に1回以上利用している男女1090名を対象に、ECサイトのカゴ落ちに関する実態調査を実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
8割以上がAmazon、楽天の利用経験あり
「あなたは、どのECサイトで商品を購入した経験がありますか」という質問に対しては、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングが上位に並ぶ結果に。その他ECサイトは30%以下と、購入先が偏っている傾向が見受けられる。
7割以上がカゴ落ち経験を
「ECサイト利用時、商品をカートインしたにもかかわらず、購入まで至らなかった『カゴ落ち』の経験がありますか」という質問に対して、「はい」が76.1%、「いいえ」が19.5%という回答に。
カゴ落ちに至った理由に関しては、「購入を見送ったため」が65.0%、「送料が発生することが分かったため」が43.3%、「他の商品やページを閲覧している間に忘れたため」が26.9%という回答が上位に並ぶ。
また、カゴ落ちに至ったその他自由回答に書いては、以下のような意見が並ぶ結果になった。
◆保留してる間に品切れになった
◆他のサイトで買うことにした
◆価格がカゴに入れた時より上がったため
◆予算に収まらなかったから
◆値段が見合わない
カゴ落ちによる値上がり、売り切れに対する後悔
一方、「あなたは、『カゴ落ち』に時間が経過してから気が付き、後悔した経験がありますか」という質問に対しては、「ある」という回答が約4割にものぼった。
その理由については、「値上がりしていたから」が57.1%、「商品が売り切れていたから」が51.6%、「セール期間が終わっていたから」が50.4%が上位に並び、購入を後回しにした、もしくは一時的に忘れていたことによる後悔が大きいことが分かるだろう。
約6割がカゴ落ちに対するリマインドを役立つと回答
「あなたは、購入し忘れて、サイトから離脱した場合に、リマインドしてくれる仕組みがあると役に立ちますか」という質問に対しては、「非常に役に立つ」が13.8%、「やや役に立つ」が41.5%という回答に。
その理由としては、「購入し忘れを防ぐことができるから」、「お得なタイミングを逃すことが減りそうだから」、「ネットショッピングがより効率的になるから」といった意見が並ぶ。
カゴ落ちを避け売上改善に繋げる
今回の調査では、ECサイト利用時に「カゴ落ち」を経験し、その後「カゴ落ち」していたことに後悔を残している方が多いことが明らかになった。
後悔の理由については、「値上がり」や「売り切れ」、「セール期間終了」などが上位に並ぶなど、購入タイミングを逃したことに対する意見が目立つ結果になった。
また、本調査ではカゴ落ちに対するリマインド機能に約6割のユーザーが期待すると回答している。その理由について「購入忘れを防ぐことができる」が最も多くなっていることから、「カゴに入れて購入したつもり」になっているケースが多々あることが伺えるだろう。
ECサイトにおいてカゴ落ちはチャンスロスとなる。リマインド機能の導入などによる対策を講じれば、売上が大きく改善することも十分考えられる。本調査の結果を参考に、カゴ落ちを避けるための仕組み導入、活用を検討してみてはいかがだろうか。
調査概要
◆調査概要:ECサイトのカゴ落ちに関する実態調査
◆調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
◆調査期間:2023年9月12日〜同年9月13日
◆有効回答:ECサイトを週に1回以上利用している男女1090名
◆情報出典元:株式会社ザオリク https://zaoric.com
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しており必ずしも100とはならない