大手4キャリアユーザーのポイントプログラム利用に関する調査 楽天モバイルユーザーはポイントに対する意識が高い事が明らかに

ECのミカタ編集部

大手4キャリアユーザーの利用キャリアのポイント重視度は72.3% 楽天モバイルユーザーのうち、SPU改定に「満足」は60.4%、「不満」は22.2%

MMDLabo株式会社(以下:MMDLabo)が運営するMMD研究所は、「大手4キャリアユーザーのポイントプログラム利用に関する調査」を実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査名:大手4キャリアユーザーのポイントプログラム利用に関する調査
◆調査期間:2023年12月7日~12月11日
◆有効回答:予備調査「20000人(※1)」本調査「2000人」
◆調査方法:インターネット調査
◆調査対象:予備調査スマートフォンを所有している20歳~69歳の男女<本調査>大手4キャリアユーザー
◆設問数:予備調査「14問」本調査「5問」
※1:※docomo(n=500)au(n=500)SoftBank(n=500)楽天モバイル(n=500)人口構成比に合わせて回収

楽天モバイルユーザーはよりポイントを重視する傾向

メイン利用しているキャリアのポイントサービス獲得・利用の重視度について質問したところ、全体の重視度は72.3%となった。

docomoには「dポイント」、auには「auマネ活ポイント」、SoftBankには「PayPayポイント」、楽天モバイルには「楽天ポイント」を聴取。メイン利用しているキャリア別では、重視度は楽天モバイルが88.5%と最も多く、次いでdocomoの73.1%、SoftBankが67.6%と続いた。

また、メイン利用しているキャリアのポイントサービスの貯まりやすさについて聞いたところ、貯まりやすいと回答したのは、楽天モバイルが73.2%と最も多く、次いでdocomoが44.8%、SoftBankが37.0%となった。

会員ランクに対する意識にも差が生まれる

メイン利用しているキャリアのポイントプログラムの会員ランクに対する意識を聞いたところ、「ポイント還元を多くするため意識して行動している」と回答したのは、楽天モバイルが51.2%と最も多く、次いでdocomoが31.4%、SoftBankが25.4%となった。

楽天モバイルユーザー500人を対象に、楽天のポイントプログラムの改定の満足度について聞いたところ、満足と回答したのは60.4%、不満と回答したのは22.2%という結果となった。

獲得できるポイントの重要度がより高くなりそう

楽天モバイルは、楽天が提供する複数サービスを併用することで、より効率的なポイント獲得が実現する。本調査結果からは、「楽天経済圏」と呼称されるこれらサービス展開の影響が強いことが伺えるだろう。

現在は契約数500万回線(※2)を突破しており、大手3キャリアの後を追うサービスとして注目を集める楽天モバイルだが、営業利益としては赤字が続いている(※3)。ユーザーから支持されるポイント戦略がどこまで続くのかに注目が集まっている状況だ。

一方、その他のキャリアユーザーにおいても、ポイントを重視する傾向は決して低くない。今後は使用料金だけでなく、獲得できるポイントの重要度も高くなることが考えられるだろう。今後EC事業者は幅広いユーザーニーズに応えられるよう、各キャリアのポイントへの対応が求められるはずだ。

※2:2023年8月28日公表、「Rakuten最強プラン」と「楽天モバイル法人プラン」を合わせた契約者数
※3:参考【総務省】通信市場の動向について
出典元:MMD研究所大手4キャリアユーザーの利用キャリアのポイント重視度は72.3% 楽天モバイルユーザーのうち、SPU改定に「満足」は60.4%、「不満」は22.2%


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