海外バイヤーに人気の日本の工芸品は?「伝統工芸品 年間ランキング2023」発表 

ECのミカタ編集部

株式会社ラクーンコマース(本社:東京都中央区、代表取締役社長:和久井岳)が運営する卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」の越境EC版「SD export」は、今年の売れ筋商品をまとめ「SD export伝統工芸品 年間ランキング2023」として発表した。

23年の人気伝統工芸品ランキングトップ10は

「スーパーデリバリー」は国内メーカーと小売店やサービス業などの事業者が取引する卸・仕入れサイト。その越境EC版「SD export」は、アパレルや雑貨を中心に、家具、生活家電、食品など幅広いジャンルの商品約150万点を掲載し、世界134カ国への卸販売を展開している。

今回「SD export」では、2023年1月から2023年11月30日までにサイト内で注目された人気の伝統工芸品をランキング形式で発表した。

「SD export」での伝統工芸品全体の受注額は22年比で1.5倍に

23年のランキング1位となった美濃焼はマグカップなどの売れ行きがよく、2位の九谷焼はお正月デザインのおちょこや置物、3位の波佐見焼はお皿やマグカップが特に人気の高い商品に。日本の技術や品質、可愛らしいデザインが海外のバイヤーから高い支持を得ているという。

「SD export」内では、伝統工芸品全体の23年の受注額は22年比で1.5倍を記録。なかでも7位の有田焼は22年比2.9倍、8位の美濃和紙は22年比7.2倍の受注額と、大幅アップとなった。

※田中産業株式会社オリジナル製品の「ハーフタオルハンカチ」

インバウンドが復調し、2024年は「旅アト消費」に注目

2023年10月の訪日外客数は約251万6500人となり、コロナ禍以降初めて2019年同月の249万6568人を超え、インバウンドはほぼ復調した状態となった。この年末年始でも訪日外国人旅行者数は増加傾向にあり、2024年は越境ECによる「旅アト消費」での伝統工芸品の売上にさらなる注目が集まりそうだ。


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