佐川急便が多機能ロッカー「マルチエキューブ」での荷物受け取りサービスを開始 2023年度内に首都圏駅構内に約100台を展開予定

ECのミカタ編集部

【佐川急便】多機能ロッカー『マルチエキューブ』での宅配荷物受け取りサービスを開始

株式会社JR東日本スマートロジスティクス(以下:JR東日本スマートロジスティクス)と佐川急便株式会社(以下:佐川急便)は、再配達時における荷物の受け取り場所として利用できる、多機能ロッカー「マルチエキューブ」サービスを開始する。

2024年2月1日より稼働開始

マルチエキューブでは「予約」「預け入れ」「受け取り」「発送」という4つの機能を1台で利用できる。目的に応じロッカーを使い分ける必要がなくなるため、身近な駅のマルチエキューブ1台でシームレスな利用が実現する。

顧客の操作時を除いて、扉は常時施錠しているため安心・安全なロッカー利用が可能だ。

現在、東京駅や新宿駅など計22駅で31台が稼働中。2023年度内に首都圏駅構内を中心に約100台を展開予定としている。

◆サービス概要
▷開始日:2024年2月1日
▷受け取り可能時間:始発~終電 (一部箇所は24時間受け取り可)
▷対象ロッカー:多機能ロッカー「マルチエキューブ」(以下表参照)

出典:多機能ロッカー『マルチエキューブ』での宅配荷物受け取りサービスを開始

「ご不在連絡票」を通じて「マルチエキューブ」での受け取りを指定

マルチエキューブの利用方法は以下のような流れとなる。

◆不在で荷物(※1)を配送できなかった場合「ご不在連絡票」をポストに投函し荷物を営業所に持ち戻り
◆顧客が不在連絡票等からWebサイト上で受け取り場所(※)として受け取り可能な「マルチエキューブ」を選択し申し込み
◆指定した「マルチエキューブ」に荷物を納品。顧客へ受け取り準備完了のお知らせメールを配信。
◆受け取り準備完了のお知らせメールに基づき、指定した「マルチエキューブ」で受け取り。

※1:サービスの種類や荷物のサイズ、その他理由により希望に添えない場合あり
※2:不在連絡票に記載された営業所の担当集配地域外の「マルチエキューブ」は選択できない

JR東日本スマートロジスティクスは駅の物流拠点化を実現することで、顧客の日常生活における時間価値を高め、さらには物流2024問題などの社会課題解決へ貢献することを目指している。

今後も「マルチエキューブ」のさらなる展開や、利用できるサービスの拡充に取り組む姿勢をみせている。通勤、通学時での荷物受け取りが実現する点は、自宅に宅配ボックスがない方にとって大きなメリットとなるだろう。今後の動向を注視しながら、設置台数の拡大などさらなる進展に期待したい。


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