SEO対策、51%が自社と外注化のハイブリッド型で対応 月額の外注費用感は?
株式会社リンクアンドパートナーズは、企業でSEO対策に携わっている方々507人を対象に「SEO対策の課題に関する調査」を実施しその結果を公表した。サイトの露出度を上げるためにもSEO対策は重要な施策の一つだが、SEO対策に対する重要な要素や外注の費用感などをデータで紹介している。
SEO対策の重要な要素
株式会社リンクアンドパートナーズ(以下、同社)の調査によれば、SEO施策で最も重要している要素として「コンテンツの質(48.5%)」「キーワード選定(42.4%)」「デバイス別で正しく表示される(28.6%)」が回答としてあげられた。
またSEO対策の実施率として、株式会社Digital Arrow Partners(以下、Digital Arrow Partners)がWebマーケティング予算月100万円以上の企業に勤めるマーケティング担当者103名を対象にした調査によれば、SEO施策の実施率は96.1%に上るという(※1)。SEO対策はサイト運営にとって重要視されている施策の一つであり、コンテンツの質やキーワード選定に力を入れていると考えられる。
※1 出典元:2024年のSEO動向に関する実態調査(株式会社Digital Arrow Partners)
SEO対策、月額外注費用は30万~50万が最多
SEO対策の実施について、同社の調査によれば「専門家のアドバイスを受けつつ、社内でSEO対策を進めている(51.5%)」「全てのSEO対策を自社内で完結させている(41.6%)」と、一部外注しながらも自社でSEO対策を行っている割合が高い結果となっていた。
全て外注している割合は、6.9%にとどまっている。Digital Arrow Partnersのデータでも、1番割合が高いものは「自社対応と外注化をハイブリッドで行っている(61.6%)」となっており、SEO対策は自社対応が基盤にありつつも場合によって外注化する傾向にある。
SEO対策外注の費用感について、割合の多かった「自社対応と一部外注化」で見ると月額30万円~50万円、10万円~30万円、10万円未満の順で多い。
ちなみにECのミカタでまとめている月額費用の相場においては、SEOコンサルティングの費用相場は10~50万円、内部SEO対策は10万円~20万円となっている(※2)。もちろんサービス内容によって費用幅は変動するが、おおよそ月額10万円~50万円でどの会社も一部のSEO業務を外注しているようだ。
※2 関連記事:SEO対策の料金相場は?外部に委託した場合のサービス内容を解説
調査概要
調査概要:SEO対策の課題に関する調査
調査期間:2024年2月7日~2024年2月8日
調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
調査人数:507人
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
調査対象:企業でSEO対策に携わっている方々
データ元:SEO対策の課題に関する調査(株式会社リンクアンドパートナーズ)
SEO対策、費用感と内容を含めて検討を
SEO対策は、重要な施策の一つとして社内で対応しつつ、月額10万円から50万円で外注している傾向にあった。SEO対策といっても依頼する内容はもちろん、料金内容も多岐にわたる。
ECのミカタでは、今回触れたSEO対策はもちろんEC事業を行う上で必要な運営代行会社を探すことが可能だ。またSEO対策に関する記事も掲載しているため、あわせて活用いただけたら幸いだ。