サブスク利用の実態調査 利用者の8割が重視する項目とは?

ECのミカタ編集部

【定額制サービス(サブスク)に関する調査】直近1年間に定額制サービスを利用した人は約36%。利用意向者の重視点は「月額料金」「料金に見合う内容」が各8割弱、商品やサービスの「品ぞろえ」「品質」各3割強

マイボイスコム株式会社(以下:マイボイスコム)は、「定額制サービス(サブスクリプション)」に関するインターネット調査を実施した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査対象:MyVoiceのアンケートモニター
◆調査方法:インターネット調査
◆調査時期:2024年2月1日~5日
◆回答者数:9675名

◆出典:定額制サービス(サブスクリプション)に関するアンケート調査(第5回)(マイボイスコム株式会社)

約36%が直近1年間に定額制サービスを利用

「定額制サービスの利用状況」について、直近1年間に定額制サービスを利用した人は約36%となった。

利用したタイプは「定額料金で、条件内でオンラインサービスやデジタルコンテンツを使い放題」が30.4%とトップとなった。

また、サービスを利用したきっかけ・理由は「月額料金に対してお得」「利用したい商品・サービスがある」「無料お試しやキャンペーンをやっていた」「使い放題、何度でも利用できる」が各20%台。「無料お試しやキャンペーン」は、男性30~40代や女性若年層で高くなる結果となった。

「月額料金」「料金に見合う内容である」が最も重視される

定額制サービス利用意向者の重視点は「月額料金」「料金に見合う内容である」が各8割弱、「商品やサービスの品ぞろえ」「商品やサービスの品質」が各3割強という結果に。

直近1年間に定額制サービスを利用していない人では「無料お試し・体験の充実度」「サービスの柔軟性」「解約のしやすさ、解約手順のわかりやすさ」が高くなっている。

また、定額制サービスの利用意向は「利用したい」「まあ利用したい」を合わせて3割と、2022年調査以降増加傾向にある。直近1年間に定額制サービスを利用した人では7割強、非利用者では約6%という結果になった。

使い放題で人気の高いサービスは「映像配信」が約8割と最も高く、次いで「音楽配信」「電子書籍」と続く。

料金とサービスのバランスが利用者に評価されれば、永続的な売上に繋がる定額制サービス運用。本調査では約3割の利用者が定額制サービス利用に積極的であり、全体割合として徐々に増加している傾向が判明した。今後もさらなる市場拡大が見込まれる定額性サービスの動向に注目したい。


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