越境ECを通じた食文化・食体験輸出化プロジェクト、選ばれた商品は?【農林水産省主催】
ジェイグラブ株式会社(以下:ジェイグラブ)が運営する越境ECマーケットプレイス「j-Grab Mall」は、越境ECを通じた日本の食文化・食体験「商品」輸出化プロジェクトにおける優秀商品3商品の販売に向けた支援を行うことを公表した。
SNSによる集客および販促・プロモーションで支援
農林水産省が取り組む「食かけるプロジェクト」の一環として、越境ECを通じた食文化・食体験「商品」輸出化プロジェクトが2023年4月より開始。4月〜6月にかけて商品を募集し、審査の結果3商品が優秀商品として決定された。
今回、ジェイグラブは自社運営する越境ECマーケットプレイス「j-Grab Mall」に3商品をそれぞれ出品。世界190カ国へテスト販売すると同時に、SNSによる集客および販促・プロモーションを行い、越境ECによる輸出商品化を支援する。
地域の食文化・食体験の魅力を伝える
今回決定された優秀商品は以下の通りだ。
◆サクラパスタ(有限会社玉谷製麵所:山形県)
桜の色をビーツで再現。春に「桜」の美しさを楽しむ「お花見」は海外でも日本の文化として知られている。
◆ヘルシー味噌汁体験セット(株式会社石井味噌:長野県)
杉桶仕込・天然醸造の三年熟成の信州味噌、長野県の名産糸寒天、出汁のセット商品。木桶が林立する味噌蔵には多くのインバウンド客が訪れ、味噌造り見学の後、味噌を使用した御膳を提供している。
◆山柿庵やま柿(國和産業株式会社:岡山県)
岡山県の柿産地に伝わる伝統茶菓「柿巻」(干し柿をひらいて巻いた菓子)をスライス。酒類や乳製品との相性が素晴らしく、海外の食材ともマッチする。
「食かけるプロジェクト」の一つである「食体験『商品』の輸出向け商品化プロジェクト」は、地域の食文化・食体験の魅力を伝える輸出向けの商品を全国から掘り起こすことを目的にしている。今回選定された3商品を通じて日本の魅力が広く認知されることが期待されるだろう。
今後、訪日中に食に関わる体験をした外国人が帰国後も日本の食を再体験できるような環境整備を図り、日本産農林水産物・食品の輸出拡大を図るとしている。テスト販売の動向、結果に注目したい。