STORESが「STORES ロイヤリティ for Shopify」を提供開始 ネットショップと店舗の会員情報を一元管理
STORES株式会社(以下:STORES)は2024年4月10日、Shopifyで構築されたネットショップとあらゆるPOSレジを連携し「ネットショップと店舗の共通ポイントプログラム」や「購買金額に応じた会員ランク設定」など、オムニチャネルでのロイヤリティプログラムを手軽に実現できる「STORES ロイヤリティ for Shopify」(※1)の提供を開始した。
※1:STORESネットショップ向けの機能提供は2024年6月末を予定
ロイヤリティ機能をワンストップで提供
「STORES ロイヤリティ for Shopify」は、ネットショップと店舗を一元化した顧客情報の収集・分析ができるShopifyアプリ。ポイントプログラムや会員ランクの導入など、顧客体験の最適化に欠かせないロイヤリティ機能をワンストップで提供するという。本機能の活用によって実現できることは以下の通りだ。
◆あらゆるPOSレジとShopifyを連携
スマレジをはじめとした、国内外の様々なPOSレジとShopifyを標準連携可能。現在連携していないPOSレジの場合も、STORESが提供するAPIを用いることで連携できる。
◆多彩なロイヤリティプログラムを設計
顧客ごとの「会員情報」や「購買履歴」を元に、ネットショップと店舗の「共通のポイント」や、購買金額に応じた「ランク判定」など、会員特性に合わせた「ロイヤリティプログラム」を設計、導入可能。
◆売上・注文情報を一元管理・分析
Shopifyのマイページに会員バーコードを表示し、会計時にPOSレジで読み取ることで、POSレジの購買データをリアルタイム連携。Shopifyの管理画面から、売上・注文情報をまとめて把握・分析。
◆顧客情報をオンライン・オフラインで一元管理
ネットショップ・店舗の顧客情報を「STORES ロイヤリティ for Shopify」で統合し、顧客はShopifyマイページから店頭購入を含む全ての購買履歴を確認。一元化された購買履歴を活用し、顧客ニーズに合わせたマーケティング活動が行える。
デジタルとリアルの間に存在する事業者課題を解決
「STORES ロイヤリティ for Shopify」の提供について、STORES株式会社執行役員リテール法人部門長である内田皓大氏は以下のようにコメントしている。
「現代の生活者にとって、オンラインとオフラインの両方で買い物をすることは当たり前になりました。しかし、多くの事業者様が『デジタルとリアルの間に存在する溝』を埋めることに苦労しているのも事実です。そこで今回、デジタルとリアルの間に存在する事業者課題を解決し、シームレスな購買体験を実現するために『STORESロイヤリティ for Shopify』を開発しました」
EC事業者の多くは「顧客情報やポイントを統合管理できない」「リピーター獲得や売上拡大に向けたマーケティング活動ができない」といった課題を抱えている。「STORES ロイヤリティ for Shopify」はこうした課題を解決し、業務効率化や顧客体験の質の向上、そして最終的には売上の拡大を実現させる手段として期待されるはずだ。
独自の店舗アプリを用意することなく、オムニチャネルCRMや顧客一人ひとりの購買行動に合わせたマーケティングが可能となる「STORES ロイヤリティ for Shopify」の動向に注目したい。