souco社がイオンモール出店企業向けの店舗バックヤード拡張プランを提供 九州エリアより全国に順次拡大予定

ECのミカタ編集部

物流スタートアップのsouco、イオンモールと協力し、出店企業向けの店舗バックヤード拡張プランの提供を開始

株式会社souco(以下:souco社)は2024年4月17日、イオンモール株式会社(以下:イオンモール)が運営するショッピングモール出店企業向けの店舗バックヤード拡張プランの提供を開始した。

最短1日で倉庫の利用が可能に

souco社は、国内最大級の倉庫ネットワークを活用した倉庫シェアリングサービス「souco」を提供するスタートアップ企業である。2024年2月時点の倉庫拠点登録数は2500を超えて増加。短期利用、小口利用に加えて柔軟な物流網の設計を目的とした倉庫の利用ニーズにも対応している。

今回提供が開始されたショッピングモール出店企業向け店舗バックヤード拡張プランでは、soucoに登録される倉庫情報から、保管先の提供を実施。

イオンモール出店企業は専用サイトにアクセスし、オンラインで利用申込、契約手続きを行うことで、最短1日(※1)で倉庫の利用が可能となる。

対象となる荷物は160サイズ以下の段ボール(※2)となり料金は全国一律、利用日数に応じた従量課金制で、倉庫からの出庫時は宅配便が利用可能だ。

※1:souco社実績による
※2:3辺の合計が160サイズ以下かつ重さ30kg未満

※画像元:店舗バックヤード 拡張プラン(株式会社souco)

九州エリアを中心とした企業から順次スタート

イオンモールに出店する各企業店舗では、季節毎や売れ行きに合わせて商品の入れ替えを行っており、それに合わせた柔軟な在庫保管が必須となる。一方、効果的な店舗運営のためにバックヤードスペースが十分に確保できない、在庫保管を行うための倉庫が店舗近くにないといった課題も存在していた。

中でも、季節在庫を首都圏の物流センターへ輸送している地方店舗も存在しており、企業にとっては輸送距離や輸送コストが課題となっているケースも少なくない。

souco社が提供する店舗バックヤード拡張プランは、こうした課題を解決することを目的としている。まずは九州エリアを中心とした企業に対してスタートし、順次エリアを拡大する予定だ。

今後も企業の多様な「荷物を預けたいニーズ」に寄り添い、日本全国の倉庫ネットワークを活用しながら企業の課題解決を目指すとしている。本サービスの拡大を含めた今後の動向に注目したい。


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