「サイト構築」とは? EC業界相関図2024のなぜ?なに?を詳細解説!
「EC業界相関図2024」はEC業務の流れに沿って、フィールドを大きく【販売企画】【サイト構築】【サイト運営】【集客/販売促進】【顧客対応】【購入後体験】【物流】【決済】の8つに分けたうえで、41のカテゴリを設定。合計190超の関連サービスを選定しました。この8つのフィールドを、1つずつ解説し、「今年の相関図はどう構成されているのか」をお伝えする詳細解説企画の第2回は「サイト構築編」です!
※詳細解説第1回の「販売企画」編は以下のURLからどうぞ!
https://ecnomikata.com/ecnews/42939/
EC業界相関図とは
EC業界相関図とは、EC通販業界専門メディアである「ECのミカタ」が、数多く存在するソリューションを独自調査で厳選し、初心者でもわかりやすく、サービスの関連性も加味し、業界を牽引するEC運営に役立つサービスを網羅的に一目でわかるようにまとめたソリューションマップです。その最新版、「EC業界相関図2024」が完成しました。
本年度版はEC業務を大きく【販売企画】【サイト構築】【サイト運営】【集客/販売促進】【顧客対応】【購入後体験】【物流】【決済】の8つのフィールドに分けたうえで、41のカテゴリを設定していますが、ここではこのフィールドの2番目となる「サイト構築」を解説します。
※1番目の販売企画について知りたい方はこちらから:詳細解説!「販売企画」とは? EC業界相関図2024のなぜ?なに?
自社規模に応じた売り場を選ぶ
販売企画で、商材・販売方法・ターゲット等の事業計画を立てたら、サイト構築では「どこで売るか」を決めていく必要があります。
ECにおいてどこで売るかについてまず「モール」か「『カート』機能を備えた自社EC」で考えるとわかりやすくなります。モールは、実店舗でいうところの百貨店やショッピングモールに当たります。「『カート』機能を備えた自社EC」は街中にある路面店、あるいは規模が大きくなればブランドの旗艦店などが該当します(※1)。「モール」と「『カート』機能を備えた自社EC」の大きな違いは、「集客力」「価格」「リピーター」「オリジナル」の4点であり、自社の商材や事業形態、予算、条件、目指したい事業規模を明確にした上で出店先を選ぶことが重要です。
また、同じく「サイト構築」に関わるカテゴリとして、今年の相関図では「越境販売サービス」「基幹システム」「商品データ整備」を設置しました。
※関連記事:自社ECサイトとECモールの違いとは?メリット・デメリットを徹底比較!
各カテゴリの役割
サイト構築では「モール」「『カート』機能を備えた自社EC」、つまりは「モール」選びと「カート」選びが重要なポイントとなります。その基準となるのが、先述した予算や条件、目指したい事業規模による、カテゴリ選びです。例えばカートの選び方について想定事業規模が中規模~大規模でカスタマイズ性やバージョンアップを重視したい場合は「クラウドEC」が選択肢の一つとして入ってきます。一方で、小規模~中規模で、費用を比較的抑えて始めたい方はテンプレートや機能豊富な「総合カート」を選ぶなどになってきます。
ここではカート選びを例にあげて説明しましたが、モール選びも同様で想定規模感や主なターゲット層(性別や年齢など)が異なるため、自社あるいは販売したい商材によって、最適なモールを選び、出店・出品する必要があります。
またサイト構築にあたっては「モール」「カート」以外にもサービスがあります。「EC業界相関図2024」ではサイト構築にあたって2つのシステムを選定しました。
①基幹システム
在庫管理システムや財務管理システムなどEC事業の基幹となる部分を担う
②商品データ整備
商品に関するデータを統合し、活用や連携しやすい形にする
販売企画で立てた自社商品や想定事業規模、予算等の条件と照らし合わせながら最適な販売する場所を選び、効率化を図るためのシステムを検討するのが「サイト構築」です。
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