ベトナムでの越境EC、売りたい商材トップは〇〇、進出理由トップは〇〇 ショッピージャパンが意識調査

ECのミカタ編集部

【ベトナムでの越境EC、その魅力とは?】ベトナムでの越境ECを実施/検討している理由、第1位「日本製品の信頼度が高い」、第2位「EC利用率が高い」

ショッピージャパン株式会社(以下:ショッピージャパン)は、ベトナムでの越境ECに関する意識調査を実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査名称:ベトナムでの越境ECに関する意識調査
◆調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
◆調査期間:2024年5月14日〜15日
◆有効回答:越境ECを実施しており、ベトナム市場での越境EC事業を実施しているまたは、今後検討している経営者・役員104名
◆出典元:ベトナムでの越境ECに関する意識調査(ショッピージャパン株式会社)

日本製品に対する信頼度が高いベトナム

「あなたが、ベトナムでの越境ECを検討している/した理由を教えてください」について、以下回答が上位にならんだ。

◆日本製品に対する信頼度が高いから:54.8%
◆EC利用率が高いから:52.9%
◆持続的な経済成長が見込めるから:44.2%
◆人口が増加しているから:44.2%
◆EC市場が成熟しきっておらず、市場開拓の余地があるから:34.6%

その他にも「今後成長が期待できる」「先見性」「より成長力が見込まれる」といった回答もあげられるなど、ベトナムが持つ可能性が感じられる内容となった。

7割以上がベトナムでの越境ECにハードルを感じている

「あなたは、ベトナムで越境ECを行う上で、ハードルを感じていますか」については「非常に感じている」が31.8%、「やや感じている」が45.2%という回答に。

その理由については「物流インフラの整備」が66.2%、「現地の言語対応」が51.2%、「現金の代引き決済への対応」が47.5%と上位に並んだ。

その他にも「文化の違い」「コスト問題」「言語と商習慣」「人件費」「商品が受け入れられるかどうかの心配」などもあげられており、ベトナムへの越境ECは魅力的である一方、超えるべきハードルは少なくないことがうかがえる。

生活雑貨、衣料品が上位にランクイン

「あなたは、ベトナムでどのような商品を中心に売りたいと考えていますか」については、以下内容が上位に並んだ。

◆生活雑貨:38.5%
◆衣料品:32.7%
◆食品(生鮮品を除く):29.8%
◆ソフトウェア:27.9%
◆趣味用品:27.9%

トップの生活雑貨以降、各カテゴリーにそこまで大きな差はひらいていない状況が見受けれる。このことから、ベトナムでの越境ECは幅広い商品ニーズがあることが考えられるだろう。

現地に精通したサポートの利用が重要

本調査では、ベトナム市場での越境ECに対する企業の関心と課題が明らかになった。

越境ECは、新たな市場参入の一環として注目されており、ベトナムの経済成長とEC市場の発展は大きな魅力といえるだろう。

一方、物流インフラや言語対応などの超えるべきハードルも多数存在している。そのため、ベトナムでの越境ECを軌道に載せるためには、現地に精通したサポートの利用が重要となるはずだ。

「今後、ベトナム市場への新規参入は多くなると思いますか」に対しては「非常にそう思う」が49.1%、「ややそう思う」が40.4%と、約9割が今後の新規参入が広がると回答している。さらなる発展が見込まれるベトナム越境EC市場の動向に注目したい。


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