ECサイトで最も利用する決済方法とその理由は? DEGICA調査

ECのミカタ編集部

デジタル決済プラットフォーム「KOMOJU」、ECサイトでの決済方法に関する購入者と運営者への実態調査を発表

デジタル決済プラットフォーム「KOMOJU」を展開する株式会社DEGICA(以下:DEGICA)は、近年多様化するECサイトでの決済方法(購入する際の支払い方法)の実態を調査することを目的に「ECサイトでの決済方法に関する実態調査」を実施、結果を公表した。本記事では消費者側の意見を中心に、一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査手法:オンライン調査
◆調査対象者:18歳~69歳のECサイトで買い物をする男女400名/ECショップの事業者100名
◆有効回答数:500
◆調査実施期間:2024年4月15日~17日
◆出典元:デジタル決済プラットフォーム「KOMOJU」、ECサイトでの決済方法に関する購入者と運営者への実態調査を発表(株式会社DEGICA)

ECサイトでも重視される「ポイント」

ECサイトで商品を購入する際、最も利用する支払い方法は1位「クレジットカード」(79%)、2位「デジタルウォレット」(9.3%)、3位「コンビニ決済」(5.0%)という結果に。クレジットカードが圧倒的ではあるものの、近年台頭してきているデジタルウォレットや、現金払いであるコンビニ決済もランクインした。

最も利用する支払い方法の理由に関しては「ポイントが貯まる・使えるから」(65.5%)、「普段お店でも使っている方法だから」(38.5%)、「既にECサイトに登録している支払い方法だから」(28.3%)が上位に並ぶ。

普段の買い物でも「ポイント」は重視されるが、ECサイトでのショッピングにおいても例外ではない状況がうかがえるだろう。

希望の支払い方法がない場合、8割以上が購買を諦める

「オンラインショッピングサイトの支払い時に、希望の支払い方法がなく、わずらわしさを感じたことがありますか」という質問に対しては「よくある」(4.8%)、「たまにある」(45.8%)と、約50%の購入者がわずらわしさを感じた経験があると回答。

その場合の行動については「別のオンラインショッピングサイトで買い物をした」(47%)、「買い物自体をやめた」(37.6%)と、8割以上がそのサイトでの購買を諦めている。幅広いニーズに対応した支払い方法の提示は、売上向上のために重要であるといえるだろう。

ECサイトには「安全性」も重視される

顧客がECサイトを選ぶ際、重要視するポイントは1位「商品価格が安い」(44%)、2位「商品検索から購入まで使いやすい」(17%)、3位「セキュリティがしっかりしている」(14.8%)という結果に。

価格やサイトの使いやすさも重要である一方、個人情報の取り扱いといった「安全面」も重要視されている。

本調査によって、ECサイトにおける購入者の決済方法の選び方として「ポイント」「利便性」「普段使い」が重要視される傾向が明らかとなった。

また、希望する支払い方法がない場合は、過半数がわずらわしさを感じ、うち半数近くが他のサイトで購入した経験を持っている。

EC事業者側としては決済システムに対して「料金の安さ」「入金の早さ」などを重視しがちだが、「決済方法の多様性」や「セキュリティ」なども強化すべきだといえるだろう。多様化する顧客ニーズに対応しつつ、安心・安全な決済環境を提示する必要があるはずだ。


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