GMOグループとMISO SOUP、和歌山県の農林水産業事業者へEC運営支援

ECのミカタ編集部

GMOメイクショップとMISO SOUPが和歌山県の農林水産デジタルマーケティング総合支援事業を受託

GMOメイクショップ株式会社(以下:GMOメイクショップ)は、令和6年度「農林水産業デジタルマーケティング総合支援事業」に係る公募型プロポーザル(※1)において、株式会社MISO SOUP(以下:MISO SOUP)と共同提案を実施、採択されたことを公表した。
※1:地方自治体などが業務を外部に委託する際に利用する発注方式。不特定多数の企業から定められたテーマの企画書や提案書などを提出していただき、最適な提案をおこなった企業を主催者が選定して契約。

スクール形式で課題解決支援サービスを提供

今回採択された令和6年度「農林水産業デジタルマーケティング総合支援事業」は、和歌山県の委託事業である。

GMOメイクショップとMISO SOUPは、デジタル社会に対応した農林水産の販売力向上を目指し、和歌山県の農林水産業事業者に対して、EC運営において伴走型支援による総合的なサポート体制を構築。2025年3月までの間、EC基礎講座やセミナーを実施し、スクール形式で課題解決支援サービスの提供を実施する。

◆運用共通講座(2024年8月予定)
EC運用をするうえで必要となる知識・スキルを習得。

◆課題別ワークショップ(2024年9月予定)
参加事業者からの抽出した課題をもとに、5つのワークショップを開催。直面している課題に対する現実的な解決手法を学ぶために、対象となるワークショップを受講。

◆個別伴走支援(2024年10月~2025年1月予定)
基礎講座・ワークショップで網羅できなかった事業者ごとの個別課題に対して、プロデューサーとコンサルタントが個別で伴走。

◆全員参加の報告会(2025年2月予定)(2024年10月~2025年1月予定)
今回の支援を通して、成果や課題などを事業者同士で共有します。講座やワークショップを通してつながった事業者同士の関係値を高め、コミュニティ強化を促す。

販路拡大に関する課題を解決

和歌山県は、和歌山県内農林水産業者等のECにおける販路開拓及び販路拡大に関する課題を解決するとともに、デジタルマーケティング(※2)に係る総合的なサポート体制を構築することで、事業者のECを通じた販売力・ブランド力向上を図ることを目的に、「農林水産業デジタルマーケティング総合支援事業」の参加者を募集。

これを受け、GMOメイクショップとMISO SOUPは、これまで培ったノウハウを活用し、和歌山県の農林水産業者に貢献すべく応募、採択されることとなった。

MISO SOUPは「一次生産者の事業成長にコミットしてきた弊社とEC事業成長にコミットしてきたGMOメイクショップが連携することで、和歌山県の農林水産業者がEC事業で抱える課題を解決し、事業者のEC事業の成長の手助けになる」と述べる。

和歌山県内には豊富な一次産品があり、それらを使用した加工品も魅力的だ。本事例が全国各地の地方創生、活性化促進に繋がることも期待される。今後の動向、展開に注目したい。

※2:サイト構築、SEO対策、SMO対策、LPO対策、ネット広告戦略、アクセス解析等


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