株式会社Utakata（以下：Utakata）は、Z世代（1996年から2012年生まれ）の男女を対象に「美容情報を得るために使用している媒体」に関する調査を実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査期間：2024年4月15日〜29日
◆調査方法：インターネット調査
◆回答者数：157名
◆出典元：株式会社Utakata

Instagramの使用率がトップ

「美容情報を得るために最も使用している媒体」について、「Instagram」が37.6%、「YouTube」が22.3%、「X（Twitter）」が15.9%、「TikTok」が15.3%が並ぶ。

実に9割が美容情報を得るために、SNSを使用している事実が明らかとなった。

各SNSで情報の仕入れ方が異なる

各SNSを使用する主な理由は以下の通り。各媒体でやや特徴が異なることがうかがえる。

◆Instagram
▷色々な商品の比較レビューをしているアカウントもあり、自分に合った商品を知ることができるから。
▷ハッシュタグ検索で、自分が知りたい情報を簡単に入手できるから。

◆YouTube
▷動画では倍速も出来るため、知りたい情報を早く見れるから。
▷使ってみた人の具体的な体験談や変化を聞きたいから。

◆X（Twitter）
▷InstagramはPRなどの投稿が多いが、Xは実際に体験された実話や施術などのデメリットも載せているアカウントが多く参考になる為。

◆TikTok
▷自分から調べなくても勝手に流れてくるから。

最終的な購入判断は「口コミサイト」で

「美容商品を購入する際に口コミやレビューを最も参考にする媒体」については、「アットコスメなどの口コミサイト・アプリ」が28.0%、「YouTube」が19.1%、「Instagram」が15.9%と、情報検索とは異なる傾向が見受けられた。

「口コミサイト・アプリ」の使用理由については「SNSで気になったものを、口コミサイトで確認する。SNSのみだとPR商品も多く、悪い口コミがわからないため」という意見もあり、情報仕入れと購入決定は別になっていることがうかがえるだろう。

本調査ではZ世代はSNSで美容情報を集め、信憑性の高い口コミサイトで確認した上で購入を検討するケースが多いことが明らかとなった。美容商品を取り扱う事業者は、本調査内容を参考に今後の施策を検討してほしい。