イオンのネットスーパーGreen Beansがクレカ不正対策でO-PLUX採用 対策強化
かっこ株式会社(以下:Cacco)は、オンラインマーケット「Green Beans」の運営を行うイオンネクスト株式会社(以下:イオンネクスト)が、不正注文検知サービス「O-PLUX」を導入したことを公表した。
安心・安全なECサイトを実現
クレジットカード不正利用による被害は、2023年度において過去最高の540億円に達し、前年比23.9%増加している(※1)。こうした状況に対して、イオンネクストはセキュリティ強化を目的に「O-PLUX」を導入。主に以下ポイントを評価している。
◆より安心・安全なECサイトを実現
従来の対策に加えて「O-PLUX」独自の審査項目である、ローカライズされた検知項目によって、不正注文に対してより重層的な対策を行う。これによって巧妙化する不正手口にも対応可能となり、より堅固ながら安全なECサイト環境の提供が可能となる。
◆購入者への利便性はそのまま
「O-PLUX」の審査は、通常の購入者のユーザビリティ(購入操作)に影響を与えない。そのため、顧客の利便性を損なうことなく、セキュリティのみを高めることが可能。
※1:一般社団法人日本クレジットカード協会「クレジットカード不正利用被害の発生状況」2024年3月
セキュリティ強化は重要な焦点
2023年7月から本格的運用を開始した「Green Beans」は、クレジットカード不正被害の増加、経済産業省が発行した「クレジットカード・セキュリティガイドライン(以下、ガイドライン)」(※2)に則り、今回「O-PLUX」の導入に至った。
イオンネクストは「ECサイトのセキュリティ強化への取り組みは、安心してオンラインマーケット『Green Beans』をご利用いただくための重要な焦点として捉えています。(中略)『O-PLUX』を導入することで、お客さまにとっての安心と安全を確保し、巧妙化するクレジットカードによる不正にも対応できると考えています」とコメント。
イオンネクストがコメントする通り、ECサイトのセキュリティ強化は顧客の安全確保に直結する。不正被害抑制のためにも、各サイトの対策強化が求められるだろう。
※2:経済産業省「クレジットカード・セキュリティガイドライン【4.0版】2023年3月15日