悪質通販サイトを見極めるポイントとは? 国民生活センターが情報公開

ECのミカタ編集部

そのサイト、大丈夫?ネット通販で商品を購入する前に確認を!-「悪質通販サイト情報」を公表します-

国民生活センター越境消費者センター(以下:越境消費者センター)は2024年6月26日、日本語表示の通販サイトで商品を購入したにも関わらず「海外から発送された商品が届かない」「購入した商品が模倣品であるとの税関からの通知が届いた」といった相談が寄せられていることを公表した。

信頼できるウェブサイトか否かを慎重に判断

越境消費者センターでは、実際に寄せられた相談の中から2024年6月26日より、越境消費者センターウェブサイト上で随時「悪質通販サイト情報」を公表。「悪質通販サイト情報」の利用を呼びかけるとともに、リスト掲載のサイト以外にも悪質通販サイトを見極めるポイントを紹介し、通販サイトで商品を購入する前に、慎重に判断するよう消費者への注意喚起を実施する。

主に、次のような特徴がみられる場合は、注文する前に、信頼できるウェブサイトか否かを慎重に判断するよう呼びかけた。

◆サイト内の日本語が正しく表記されていない。
◆市場では希少なものがこのサイトでは入手可能となっている。
◆ブランド、メーカー品で価格が通常より安い。
◆支払方法が限定されている。振込先の銀行口座の名義が個人名である。
◆キャンセル、返品、返金のルールがどこにも記載されていない。
◆サイト上に事業者の名称、住所、電話番号が明確に表記されていない。

「悪質な通販サイト情報」を一部公表

国民生活センター越境消費者センターは、確認した「悪質な通販サイト情報」を一部公表。利用しようとしているウェブサイトが掲載されていないかを確認するように求めている。

現状、販売されている商品については「玩具」「衣類」「靴」「かばん」など、アパレル商材が中心となっているようだ。

※画像元:悪質通販サイト情報(独立行政法人国民生活センター)

加えて、消費者へのアドバイスとして以下内容を示した。

◆購入前に通販サイト内の表示や支払い方法等をよく確認。
◆越境消費者センターウェブサイトで悪質通販サイト情報を確認し、掲載事業者からは購入しない。
◆万が一、商品が届かない等のトラブルにあってしまった場合は、決済関連事業者に相談。
◆不安に思った場合にはすぐに消費生活センター等に相談。


越境ECの市場拡大に伴い、今後も被害は増加することが想定される。信頼できるサイトであることを示すためにも、消費者に対して注意喚起を実施したい。


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