お買い物アプリのカウシェ、韓国化粧品協会と連携 買取・販売事業の拡大で 

ECのミカタ編集部

株式会社カウシェ、買取・販売事業の拡大を目指し、アライアンスを強化

株式会社カウシェ(以下:カウシェ)は、買い物アプリ「カウシェ」上で販売する買取・販売事業の拡大を目指し、業界団体や地方自治体等とのアライアンスを強化することを公表した。

「コスメロス」の削減を目指す

「カウシェ」は、「誰かと一緒に」を楽しむ買い物アプリである。「カウシェファーム」や「コイン」機能を使って買い物をすることで、お得な価格で商品購入が可能。友人や家族、またはSNS上の誰かとコミュニケーションを取りながらショッピングを楽しむことができる。

今回、業界団体や地方自治体等とのアライアンス強化の第一弾として、一般社団法人韓国化粧品協会(以下:韓国化粧品協会)と連携。協会員企業の商品の積極的な買取・販売を実施し、品質に問題はないにも関わらず、パッケージ変更や過剰在庫等の理由で正規流通ができず廃棄されてしまっていた、いわゆる「コスメロス」の削減を目指すとした。

新しい顧客層の開拓になることを期待

今回アライアンスを組む韓国化粧品協会とは、過去にも協会員企業から韓国スキンケアブランドの商品の買取を行っており、「カウシェ」を通して多くの顧客へ販売。連携後は、協会員企業が抱える滞留在庫に関する情報連携を強化し、韓国のシャンプーやフェイスマスク等取り扱い商品数や量を増やしていく予定としている。

韓国化粧品協会の權容守会長は、今回の連携について以下のようにコメントしている。

「韓国化粧品協会は、協会員企業の皆様と協力して、韓国化粧品業界の一層の発展と国際的な競争力の向上に努めています。本連携が、協会員企業様のロス削減につながるとともに、『カウシェ』がきっかけとなり韓国の魅力的な化粧品ブランドの新しい顧客層の開拓になることを期待します」。

任意団体、地方自治体との連携を強化

カウシェは2024年4月8日より、様々な理由で生まれてしまうロスの削減に貢献したいという想いから、お買い物アプリ「カウシェ」において、廃棄する可能性があった過剰在庫品等の訳あり品を自社で買取し販売する、買取・販売事業を開始している。

また、2024年6月1日からは消費者の環境に対する関心を高めることを目的に、正規品としては販売できず過剰在庫になった化粧品を買い取り、まとめてお得な価格で販売することで、ロスを削減しながら新しい化粧品と出会うきっかけをもたらす「サステナ美容福袋」の販売も実施。7日間で廃棄になる可能性があった化粧品合計2620個を、消費者の元へ届けることに成功している。

カウシェは今後も、事業者からの直接買取に追加して特定業界の発展を目指す任意団体や、地方自治体等との連携強化を目指す姿勢を見せる。デジタルでの買い物体験を向上させる取り組みとして、今後の動向に注目が集まるだろう。


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