EC構築支援をAIで W2、品質安定化と効率化を目指したプロジェクトチームを発足

ECのミカタ編集部

W2、生成AIを活用し、EC構築支援における品質担保及び業務効率化プロジェクトをスタート W2株式会社が「AI活用プロジェクト」をスタート EC構築支援における高品質サービスを提供

W2株式会社(以下:W2)は2024年7月9日、EC構築支援において、全ての顧客へ高品質のサービスを提供し、作業効率を高めることを目的に、AI活用プロジェクトをスタートしたことを公表した。

業務効率化、顧客満足度向上を実現

今回公表された、AI活用プロジェクトを通じた取り組み内容は以下の通りだ。

◆コンサルティングセールス支援
顧客要望を正確にまとめ、必要な機能や企画書に反映する作業をAIが支援。迅速かつ正確な見積もり算出が可能となることで、規模が大きくなるほど時間がかかる業務を効率化する。

◆開発ディレクター/エンジニア支援
開発の肝である仕様設計のベース作成をAIが支援することで、設計漏れを防ぎつつ、顧客ニーズに応える高品質な設計を実現。これにより、設計プロセスの安定性と効率が向上し、開発時間の短縮が可能となる。

◆カスタマーサポート支援
EC運用は24時間365日稼働している為、顧客からはスムーズかつ迅速に対応することは重要となる。顧客からの質問に対して迅速に回答することで、顧客運営スピードと満足度向上を実現させる。

※画像元:生成AIを活用したEC構築支援における品質担保及び業務効率化プロジェクトをスタート(W2株式会社)

品質安定と効率化を図る

W2はAI活用プロジェクト発足の背景と狙いについて、以下のようにコメントしている。

「EC構築支援のプロセスは、多くの人のノウハウや能力に依存しており、昨今、品質と効率の安定化が課題となっています。具体的には、クライアントの要望を当社ソリューションと比較するフィット&ギャップと言われる作業や企画提案書の作成、開発ディレクターやエンジニアの設計作業、開発後のサポートなどが人的能力に依存しています。これら人のノウハウに依存する部分をAIが支援することにより、品質安定と効率化を図ることで、全てのお客様に安定した満足度の高いサービス提供をできると考え、AIプロジェクトチームを発足いたしました」。

ノウハウ蓄積後に支援を提供予定

AI活用プロジェクトは、クライアントの要望と当社ソリューションのフィット&ギャップ分析、企画提案書作成、開発ディレクターやエンジニアの設計作業、開発後のサポートなど、人のノウハウに依存する部分をAIが支援することで、全ての顧客へ安定した満足度の高いサービスを提供する。

今後は、自社で成果を出しノウハウを蓄積した後、これらのAI支援をEC企業へ提供する予定だ。

※画像元:生成AIを活用したEC構築支援における品質担保及び業務効率化プロジェクトをスタート(W2株式会社)

W2は本プロジェクトを通じて、より多くの企業が効率的で高品質なEC構築を実現し、成功へと導くことを目指すとしている。業務過多、人手不足に悩む事業者にとってAI技術を活用したサポートは、これから一層求められるだろう。AI活用プロジェクトの動向に注目、期待したい。


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