ギフト選びについて、約8割がインターネット上で情報収集 uluコンサルタンツ調査

ECのミカタ編集部

国内の工芸品に関する情報発信を行う「わたしの名品帖」を運営する株式会社uluコンサルタンツ(以下:uluコンサルタンツ)は2024年7月17日、オンラインでギフトを購入した経験のある人を対象に行った「ギフト選び」に関する調査結果を公表した。ユーザーはギフトを選ぶための情報をどのように得ているのかなど、本記事では一部の内容を抜粋して紹介する。

調査概要

「ギフト選び」に関する調査
◆調査期間:2024年6月25日~6月26日
◆調査方法:リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMAによるインターネット調査
◆調査人数:1025人
◆調査対象:調査回答時にオンラインでギフトを購入した経験があると回答したモニター
◆調査元:株式会社uluコンサルタンツ
◆モニター提供元:PRIZMAリサーチ
◆出典元:「ギフト選び」に関する調査(株式会社uluコンサルタンツ)
※関連リンク:「わたしの名品帖」

日常的に消費できるアイテムが人気

「ギフトを贈った相手として当てはまるものを全て教えてください」と質問したところ、「親(配偶者・パートナーの親を含む)(49.5%)」と回答したユーザーが最も多くなった。次いで「友人(38.3%)」「配偶者・パートナー(26.3%)」と続く。

どんなものを贈ったのかに関しては「食料品(66.1%)」と回答した人が最も多く、次いで「日用雑貨(34.7%)」「ギフト券やチケット(29.3%)」が上位に並んだ。贈る相手を考え、日常的に消費できるものや生活で利用できるアイテムが選ばれる傾向にあるようだ。

「3000円~5000円未満」が約8割を占める

「贈ったことのあるギフトの金額帯を選択してください」と質問したところ、上位から以下のような結果となった。

◆3000円~5000円未満:77.8%
◆1000円~3000円未満:63.8%
◆5000円~8000円未満:56.5%
◆8000円〜10000円未満:41.6%
◆10000円〜15000円未満:29.8%


8000円未満のギフトを検討するユーザーが半数以上となり、なかでも「3000円~5000円未満」が約8割を占めた。この結果から、ギフトの金額として「3000円~5000円未満」が最も支持されるゾーンであるといえるだろう。

※「贈ったことのあるギフトの金額帯を選択してください」という質問に対して、「ある」「ない」から選択

約8割がインターネット上で情報を得る

「主にギフト選びの情報をどこで得ますか? 当てはまるものを全て選択してください」と質問したところ、「WEBメディアや情報のまとめサイト(50.1%)」と回答したユーザーが最も多くなった。次いで「本人にほしいものを聞く(37.6%)」「SNS(Instagram、Facebook、X(旧Twitter)、YouTubeなど)(33.8%)」と続いた。

「WEBメディアや情報のまとめサイト」と「SNS」と回答した人を合わせると約8割を占める。ギフトを選ぶためにインターネット上で情報を得ている人の多いことが読み取れるだろう。

また「WEBメディアや情報のまとめサイト」を選択したユーザーを年代別で比較すると、20代は37.7%、30代は44.0%、40代は54.0%、50代は55.9%、60代は59.0%と、年代が高くなるにつれて増加することが判明した。一方、20代では「SNS」の利用率が極端に高くなっていることから、ギフトを販売する側としては各年代に応じた訴求が重要といえるだろう。

また、「オンラインでギフトを購入した理由として当てはまるものを全て選択してください」と質問したところ、「配送で贈りやすいため(63.6%)」「多くの商品から比較できるため(47.9%)」「手間がかからないため(38.7%)」が上位に並んだ。実店舗にはないメリットを評価し、オンラインでの購買を選択している様子が見受けられるだろう。

インターネットの発達によってギフト市場は大きな変化を遂げつつある。本調査内容を参考に、ユーザーのニーズを捉えた施策を検討してほしい。


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