BabeFoodのRowls、生成AIを活用したフルオーダーメイド型フレッシュペットフードのβ版リリース

ECのミカタ編集部

日本初!生成AIを活用したフルオーダーメイド型フレッシュペットフードのβ版をリリース

フレッシュペットフード「ベイブフード」を提供するRowls(ロウルズ)株式会社(以下:Rowls)は2024年7月17日、新サービスとして「生成AIを活用したフルオーダーメイド型フレッシュペットフード」のβ版をリリースした。「徹底的に個に向き合う。」をコンセプトに飼い主や愛犬の嗜好、アレルギーなどに合わせて提供されるという同サービスとは、どのような内容なのだろうか。その概要を紹介する。

「総合栄養食」をオーダーメイドで作成

Rowlsの「生成AIを活用したフルオーダーメイド型フレッシュペットフード」(以下、本サービス)は、愛犬に合わせた食材を選定し、生成AIを活用して「総合栄養食」の基準を満たした配合でオリジナルのドッグフードを作るとしている。主な特徴は以下の通りだ。

◆「総合栄養食」として配合
飼い主へのヒアリングをもとに選定した食材は、生成AIを活用してAAFCO(※1)の定める「総合栄養食」の基準を満たすように配合。ハンバーグのような形状になっており、メインフードだけでなく、トッピングとしての利用も提案されている。

◆フルオーダーメイド
飼い主の悩みや気になっている点、愛犬の好み、アレルギーや健康状態・病気による制限などに合わせて、一から食材を選定。個別の要望に応えるという。

◆獣医学博士と犬の管理栄養士が在籍
大学の研究機関にて10年以上「犬の食」の研究を行なっていた経験を持つ獣医学博士と、犬の管理栄養士が全てのオーダーの監修に入っている。

※1:AAFCO(The Association of American Feed Control Officials:米国飼料検査官協会/アフコ)はペットフードを含めた飼料の栄養基準やラベル表示に関する基準を設定している米国の団体

※画像元:生成AIを活用したフルオーダーメイド型フレッシュペットフードのβ版をリリース(Rowls株式会社)

今後もアップデート予定

今回リリースされたβ版では、LINEを活用してヒアリングを行ったうえで、獣医学博士、犬の管理栄養士が食材の選定を行い、生成AIがAAFCOの基準を満たした「総合栄養食」として食材の配合を行う。

また、β版では「製造方法」は選ぶことはできないが、今後は製造方法も選べるようになる予定だ。


生成AIを用いたサービスは各業種に広がりつつある。同社では今後の展開として、専用のヒアリングツール開発を行い、生成AIがECサイト上でのヒアリングから食材の選定、配合比率の計算までを行えるように実装、よりスピーディーに商品提供できるようにするとしており(※2)、競争の激しいペットフード業界での取り組みとして、本サービスにおける将来的な生成AIの活用法に注目を集めそうだ。

※2:正式版リリース後も、引き続き獣医学博士と犬の管理栄養士がすべてのオーダーの監修に入る。また、β版では「製造方法」は選ぶことはできないが、今後は製造方法も選べるようになる予定としている


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