株式会社NEXER（以下：NEXER）は2024年7月17日、Strh株式会社と共同で「CRMツールやSFAツール」に関するアンケートを実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査期間：2024年7月2日〜7月9日
◆調査機関：株式会社NEXER（自社調査）
◆調査対象：事前調査で「マーケティング業務に携わったことがある」と回答した全国の男女
◆有効回答数：172サンプル
◆調査方法：インターネット調査
◆出典元：「CRMツールやSFAツール」に関するアンケート（株式会社NEXER、Strh株式会社）

「知らない」が45.3％と最多

EC運営にも関りの深い領域である「CRM（Customer Relationship Management）」と「SFA（Sales Force Automation）」。今回の調査では、まず「CRMツールやSFAツール」の認知度について聞いたところ、45.3％と半数近くがCRMツールやSFAツールを「知らない」と回答。「知っている」は16.3％と多くの人が認知していない状況が明らかとなった。

どちらも利用している方が最も多い

先の質問で「CRMツールやSFAツールを『知っている』」と答えた人に、それらを利用しているか質問。下図のように「どちらも利用している」が39.3%、「CRMツールを利用している」が35.7%、「SFAツールを利用している」が7.1%という結果に。

リリースでは、それぞれを利用する目的についての個別の回答も紹介されている。

◆CRMツールやSFAツールを利用している目的
▷売り上げ管理（30代・男性）
▷適切なアプローチの為に（40代・男性）

◆CRMツールを利用している目的
▷顧客の情報を会社内で連携する（30代・男性）
▷マーケティングの最適化（40代・男性）

◆SFAツールを利用している目的
▷必要不可欠だから（40代・男性）
▷営業活動や顧客情報の管理を支援してくれるので（50代・男性）

利用していない層の8割は検討もしていない

一方、CRMツールとSFAツールの「どちらも利用したことがない」と回答した人に利用を検討したことはあるかを問うと、20％がCRMツールやSFAツールの利用を検討したことが「ある」、80％が「ない」という結果に。

今回の調査では、マーケティング業務経験者の約半数が「知らない」と答えている一方、2つを既に「利用している」と答えた層では43.5％が「とても活用できていると思う」、47.8％が「どちらかといえば活用できていると思う」と回答しており、その認知度と導入後の実感を把握する意味でも興味深いアンケート結果と言えるだろう。