ファッションブランド、ECと実店舗の割合や選ぶポイントは? ロイヤリティ マーケティング調査

ECのミカタ編集部

【ファッション好きが選ぶ人気ブランドランキング】よく購入する&好きなブランド、全性年代で「ユニクロ」「GU」のいずれかが1位

株式会社ロイヤリティ マーケティング(以下:LM)は2024年7月22日、「ファッションに関する調査」に関する結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査方法:インターネット調査
◆調査期間:2024年6月10日~14日
◆パネル:「Pontaリサーチ」会員
※Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録している方
◆調査対象:国内在住10~50代のファッションが好きな方
◆有効回答数:1117名
◆調査元:「Pontaリサーチ」調べ
◆出典元:ファッション好きが選ぶ人気ブランドランキング(株式会社ロイヤリティ マーケティング)

「GU」「ユニクロ」が最も購入される

「よく購入する」「好きな」ファッションブランドの1位は、10代男女と20代女性では「GU」、他の性年代では全て「ユニクロ」という結果になった。

また、「憧れ」のファッションブランドでは、「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」が性年代ごとのランキングで最多1位に。性別、年代問わず高い人気を誇っている状況がうかがえるだろう。

◆10代男女データ

◆50代男女データ

洋服の購入場所は「実店舗」が最も多い

服の購入場所に関する質問では「実店舗」が48.1%とトップに。「オンラインショップ」は15.8%に留まった一方で、「両方」を利用する層は32.5%を占めた。

月平均の洋服代は「5千円未満」が48.1%と半数近くを占めており、「5千円〜1万円未満」の29.0%と合わせて約8割にのぼる。多くのユーザーは1万円以上を洋服に使わない状況が判明したといえるだろう。

購入時に最も「デザイン」を重視

洋服の購入時に最も重視するポイントについては、上位から以下のような回答が並ぶ結果となった。

◆デザイン:44.7%
◆価格:28.5%
◆素材の質:9.5%
◆ブランド:7.9%
◆機能性:7.6%


価格ではなく「デザイン」が最も高くなっている結果は注目すべきだろう。「ユニクロ」「GU」に人気が集まっている理由の一つに、「デザイン」と「価格」のバランスの良さがあげられるかもしれない。

本調査によって洋服の購入時のユーザー心理、人気の傾向が明らかになったといえる。洋服は直接身につけるという商品特性上、どうしてもまだまだ実店舗での購入率が高い。しかし、今後返品サービスやオンライン試着などの普及によってさらなる伸長が期待できるだろう。本調査内容を参考に、今後の施策検討を進めてみてはいかがだろうか。


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