クレジットカードは「楽天カード」がトップ、QRコード決済は? MMD研究所調査
MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は2024年7月26日、「2024年7月決済・金融サービスの利用動向調査」の結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
調査概要
◆調査期間:2024年7月5日~9日
◆有効回答:25000人
※人口構成比に合わせて回収
◆調査方法:インターネット調査
◆調査対象:18歳~69歳の男女
◆出典元:2024年決済・金融サービスの利用シェアトップ
クレジットカードは「楽天カード」、QRコード決済は「PayPay」、非接触決済(カード式)は「Visaのタッチ決済」、非接触決済(スマホ式)は「モバイルSuica」、銀行は「ゆうちょ銀行」、証券会社は「楽天証券」(MMD研究所)
最も利用される支払い方法は「現金」
普段利用している支払い方法に関して、直近1カ月の支払い方法の割合で聞いたところ(複数回答可)、「現金」が76.3%と最も多く、次いで「クレジットカード」が54.2%、「QR・バーコード決済」が47.6%という結果になった。
また、クレジットカードの利用について聞いたところ、80.2%が「利用している」と回答。現在利用しているクレジットカードを聞いたところ(複数回答可)、「楽天カード」が54.0%と最も多く、次いで「イオンカード」が20.9%、「PayPayカード」が20.7%と続く結果となった。
QR・バーコード決済は「PayPay」がトップ
通信会社と契約しているスマートフォンの所有者を対象に、QR・バーコード決済の利用について聞いたところ、73.3%が「利用している」と回答。現在利用しているQR・バーコード決済については(複数回答可)、「PayPay」が66.3%と最も多く、次いで「楽天ペイ」が35.3%、「d払い」が27.5%となった。
また、スマートフォン式の非接触決済の利用について聞いたところ、39.6%が「利用している」と回答。現在利用している非接触決済を聞いたところ(複数回答可)、「モバイルSuica」が33.0%と最も多く、次いで「Visaのタッチ決済」が21.4%、「楽天Edy」が17.3%と続く結果となった。
銀行口座は「ゆうちょ銀行」がトップ
銀行口座の利用について聞いたところ、89.2%が「利用している」と回答。
現在利用している銀行口座を聞いたところ(複数回答可)、「ゆうちょ銀行」が57.8%と最も多く、次いで「楽天銀行」が28.7%、「三菱UFJ銀行」が26.0%と続く結果となった。
本調査では普段利用している支払い方法のトップは「現金」、クレジットカードは「楽天カード」、QRコード決済の上位は「PayPay」、スマートフォン式の非接触決済は「モバイルSuica」、銀行口座は「ゆうちょ銀行」とそれぞれの用途でサービスを使い分けている状況が明らかとなった。
決済・金融サービスが多様化する中、EC事業者はユーザーニーズを捉えた対応が求められるだろう。引き続き、今後の利用動向の変化に注目したい。