MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は2024年8月7日、「店舗公式アプリに関する利用実態調査」の結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査期間：2024年7月8日～10日
◆有効回答：＜予備調査＞10000人※人口構成比に合わせて回収＜本調査＞567人
◆調査方法：インターネット調査
◆調査対象：＜予備調査＞18歳～69歳の男女＜本調査＞店舗公式アプリ現在利用者
◆設問数：＜予備調査＞8問＜本調査＞9問
◆出典元：店舗公式アプリに関する利用実態調査（MMDLabo株式会社）

公式アプリのインストールは5.0個が平均

18歳～69歳の男女10000人のうちスマートフォンを所有している9361人を対象に、店舗公式アプリの利用状況について聞いたところ、「現在インストールしている」と回答したのは75.3％となった。

店舗公式アプリを現在インストールしている7046人を対象に、インストールしている店舗公式アプリの数について聞いたところ、平均は5.0個となった。これを性年代別でみると、平均個数は50代女性（n=875）が5.6個と最も多く、次いで30代女性（n=608）が5.5個、40代女性（n=795）が5.4個。

男性よりも女性のほうが平均個数が多く、年齢が下がるほど平均個数が減少することが判明した。

インストール率は「薬局・ドラッグストア」が最多

店舗公式アプリをインストールしたことがある7291人と現在インストールしている7046人を対象に、インストールしたことがある／現在インストールしている店舗公式アプリのジャンルについて聞いたところ（複数回答可）、どちらも「薬局・ドラッグストア」が最も多く、次いで「飲食店」、「コンビニエンスストア」の順となった。

日常的に利用する店舗、サービスのアプリはインストール率が高くなる傾向にあるといえるだろう。

アプリを提示する確率は非常に高い

店舗アプリ独自のポイント機能がある店舗公式アプリを利用したことがあり、現在最も活用しているポイントがある229人を対象に、店舗アプリ独自のポイントと現在最も活用しているポイントが貯まる場合に提示する確率をそれぞれヒアリング。どちらも「100％」が最も多く、店舗アプリ独自のポイントは平均67.6％、現在最も活用しているポイントは平均80.3％と非常に高い割合で提示することが明らかとなった。

本調査では7割以上が店舗公式アプリをインストールしており、その数は平均5.0個であることが判明。「薬局・ドラッグストア」「飲食」「コンビニエンスストア」など、日常的に利用するサービスを中心に活用されている。

活用しているポイントを提示する確率は半数を大きく超えており、積極的にポイントを利用している様子がうかがえる。顧客接点を増やし、様々な施策を展開できるアプリは強力な販促手段として今後も活用の幅を広げていくはずだ。