20代から30代の働く女性がSNSを利用する目的は? eBay Japan調査
eBay Japan合同会社(以下:イーベイ・ジャパン)は2024年9月10日、全国の20代から30代の働く女性500名を対象にした「働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査」の結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
調査概要
◆調査期間:2024年8月26日~8月28日
◆調査対象:全国20代~30代の働く女性
◆調査人数:500名(SNSを利用している人)
※うち、商品を購入後、商品サイトに5回に1回以上レビュー・口コミを投稿する人250名
◆調査方法:インターネット調査
◆調査会社:株式会社ネオマーケティング
◆出典元:働く女性の商品レビューとSNS活用に関する調査(eBay Japan合同会社)
8割以上が「情報収集」に利用
日常的に利用するSNSは20代、30代ともに1位は「Instagram(20代:81.2%、30代:76.4%)」、2位は「X(20代:80.4%、30代:73.6%)」、3位は「YouTube(20代:68.8%、30代:60.0%)」という結果となった。また、4位のTikTokは20代、5位のFacebookは30代の方が、利用率が高いこともうかがえる。
SNSを利用する目的は、全体では「情報収集(80.8%)」が1位となり、以降は「息抜き(57.0%)」「娯楽として(46.2%)」など、何気なくSNSを見ているという回答が並んだ。
また、「発信・投稿(39.6%)」と回答した人は約4割で、残る約6割は閲覧用として、いわゆる“見る専”でSNSを使っていることが明らかとなった。
約7割が購入した商品について投稿
SNS上で、購入した商品について投稿する人は「毎回投稿する(23.2%)」「たまに投稿する(47.5%)」を合わせて約7割を占めた。SNSを利用するユーザーの多くが、口コミなどの情報を投稿していることが明らかとなったといえるだろう。
商品サイトにレビューを投稿する理由を聞いたところ、以下のような回答が上位に並んだ。
◆商品の魅力を伝えるため(48.0%)
◆商品への意見を述べるため(40.4%)
◆購入を悩んでいる人のため(30.0%)
◆レビューを書くことが楽しいから(24.8%)
◆特典を受けるため(21.2%)
4人に3人が商品レビューを参考にする
SNSに投稿された商品レビューは4人に3人が「参考にする」と回答。商品サイト及びSNS上のレビュー・口コミは、多くの人にとっては参考になる情報であり、商品の新たな魅力や使い方を知るきっかけにもなっていることがうかがえるだろう。
「男性用化粧品が意外にマッチした」「アイシャドウをアイブロウとしても使えるというレビューはためになった」という意見が多く寄せられるなど、レビューを通じて商品イメージが変わった経験を持つユーザーは少なくないようだ。
本調査によってSNSの利用目的1位は「情報収集」であることや、約6割は投稿をしない閲覧用アカウントとしての使用であることが明らかとなった。このことから、SNSは発信ではなく情報収集のために利用することが主流であるといえるだろう。
SNSを通じたマーケティングは一層重要になることが想定される。本調査内容を参考に、今後の施策を検討してみてはいかがだろうか。