自社ECサイトでもっとも成功したと感じる要素は? NEXER調査

ECのミカタ編集部

【ECサイト経営経験者に調査】28.4%が、オンライン販売における最大の課題は「競合他社との差別化」と回答

株式会社NEXER(以下:NEXER)は2024年9月10日、受注プロセス高速化クラウド「SmartDeal」と共同で「ECサイト経営」に関するアンケートを実施し、その結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査期間:2024年8月22日~9月2日
◆調査機関:株式会社NEXER(自社調査)
◆調査対象:事前調査で「ECサイト経営の経験がある」と回答した全国の男女
◆有効回答数:81サンプル
◆調査方法:インターネット調査
◆出典元:「ECサイト経営」に関するアンケート(株式会社NEXER、SmartDeal)

「ユーザーインターフェースと使いやすさ」が成功のトップに

自分のECサイトでもっとも成功したと感じる要素を質問したところ、最も多く集まった回答は「ユーザーインターフェースと使いやすさ」で29.6%を占めた。

詳しい回答理由については以下の通り。

◆いろんなテンプレートを納得いくまで比較したから(30代・男性)
◆デザインに時間をかけたから(40代・男性)
◆ユーザーからの声として、システムが使いやすいとの意見を頂いたことがあるから(40代・男性)


以降に「商品の品質と多様性」が23.5%、「顧客サービスとサポート」と「価格設定とプロモーション」が18.5%で同率と続く結果となった。

「競合他社との差別化」が課題に

オンライン販売における最大の課題については、28.4%が「競合他社との差別化」と約3割が回答した。

詳しい回答理由については以下の通り。

◆有力なECサイトがたくさん出てきているから(30代・男性)
◆ほかのお店との違いを印象的にする必要があるから(30代・女性)
◆他者との違いが武器になるから(30代・男性)


また、「トラフィックと訪問者数の増加」や「顧客満足度の維持」についても、それぞれ「訪問率を上げないと購買に繋がらないから」「顧客がいないと成り立たないから」といった理由が並んだ。

「ソーシャルメディア活用」が最も重視される

ECサイトの収益性を高めるためにどのような戦略を採用したかという質問については、43.2%と半数近くが「ソーシャルメディア活用」と回答。また、ECサイト運営において、もっとも効果的だと感じる顧客獲得の方法についても35.8%が「ソーシャルメディア広告」と回答した。

詳しい回答理由については以下の通り。

◆日常的に顧客が見ている媒体だから(20代・女性)
◆顧客のニーズにあった広告が見られると思うから(30代・女性)
◆ソーシャルメディアを活かさない手はないからです(30代・男性)

現在のECサイト経営において、SNS活用は決して欠かせない存在となっていることが明らかになった。SNSを通じたサイトアピールは「競合他社との差別化」といった課題を克服するためにも重要な要素となるはずだ。成功事例を参考にしつつ、効果的な訴求を検討してほしい。


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