メルカートがGMO-PGの「OpenAPIタイプ」と連携開始 決済手段の追加コストを大幅削減へ

ECのミカタ編集部

クラウドECサイト構築プラットフォーム「メルカート」、90%を占める多彩な決済サービスをカバー

株式会社エートゥジェイ(以下:エートゥジェイ)は2024年9月26日、提供するクラウドECサイト構築プラットフォーム「メルカート」において、GMOペイメントゲートウェイ株式会社(以下:GMO-PG)が提供するオンライン総合決済サービスの接続方式「OpenAPIタイプ」との連携を開始した。

サイト利用者に適した決済方法を効率よく選定

今回のシステム連携では、メルカート上でGMO-PGが提供するオンライン総合決済サービスの接続方式「OpenAPIタイプ」の利用が可能となる。本方式によって、決済手段の追加コストを従来の10分の1(※1)にすることが期待できるという。

決済手段の追加が容易になることで、決済別のテストマーケティングのハードルも下がるため、最終的にはトレンドやサイト利用者に適した決済方法を効率よく選定することが可能になる。

◆連携可能となる決済手段
▷クレジットカード決済
▷コンビニ決済
▷Pay-easy
▷PayPay
▷楽天ペイ
▷au PAY
▷Amazon Pay
▷メルペイ

※1:GMOペイメントゲートウェイ調べ

※画像元:クラウドECサイト構築プラットフォーム「メルカート」、90%を占める多彩な決済サービスをカバー (株式会社エートゥジェイ)

決済手段の追加課題を解決

2023年の国内キャッシュレス決済比率は39.3%(126.7兆円)に達し、堅調に決済手段の広がりを見せている(※2)。一方で、決済手段が多いという日本の特徴から、自社のECサイトでどの決済手段を採用するか、運営企業においては非常に重要なテーマとなっている。

通常、決済手段を追加する際には決済ごとにシステム連携開発を進めるため、1~3カ月程の期間を必要としていた。そのため、市場のトレンドや普及状況の変化に応じてタイムリーに決済手段を採用していくことが難しい状況であった。

今回、「メルカート」とGMO-PGが提供する「OpenAPIタイプ」との連携が実現したことで、決済手段の追加コストを大幅に削減しつつスムーズな導入が可能となる。決済方法が多様化する現在において、個々のユーザーニーズに応える体制は重要となるだろう。本連携は各事業者の売上に、大きく貢献することになりそうだ。

※2:経済産業省「2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました」2024年3月29日


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