アクルがW2と業務提携開始 ECサイトでのクレカ不正利用被害撲滅を目指す

ECのミカタ編集部

アクル、ECサイトでのクレジットカード不正利用防止を目的にW2株式会社と業務提携を開始

株式会社アクル(以下:アクル)は2024年9月より、W2株式会社(以下:W2)とECサイトにおけるクレジットカードの不正利用被害の撲滅を目的とした業務提携を開始した。

不正対策を行う環境を整える

近年、クレジットカードの不正利用が社会問題になりつつある中で、国内発行カードにおける番号盗用被害は2023年には504億円(※1)となり、年々増加傾向にある。

2024年3月に経済産業省が発表した「クレジットカード・セキュリティガイドライン」(※2)では、ECカード加盟店が取るべき対策が明記されており、ECカード加盟店はガイドラインに沿ったセキュリティ対策を実施していく必要がある。

不正利用は急増する傾向があるため、いかにスピーディーかつシンプルに不正対策を実行できるかがECカード加盟店にとって課題となっている状況だ。

アクルはこうした現状を踏まえ、ECカード加盟店がより効率的かつ効果的に不正対策を行う環境を整えるべく、W2との業務提携を開始。ECサイトにおけるクレジットカード不正利用被害の撲滅を目指し、取り組む姿勢を見せた。

※1:一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害の発生状況」より
※2:経済産業省「クレジットカード・セキュリティガイドライン【5.0版】2024年3月15日

W2利用者へ向けたキャンペーンを実施

今回の業務提携の開始に伴い、不正検知・認証システム「ASUKA」の導入促進を目的としてW2利用者へ向けた以下キャンペーンを実施する。

◆キャンペーン概要
▷キャンペーン期間内の「ASUKA」申し込みで特別価格を適用
▷キャンペーン期間:2024年9月25日〜12月末まで
※適用条件は担当者に要確認。

◆実現する対策の一例
▷カードの不正利用対策
▷クレジットマスターアタック
▷転売ヤー対策

不正利用撲滅の一歩となることが期待

アクルが提供する「ASUKA」は、物販ECをはじめ、旅行、サービスなど3万サイト以上のECカード加盟店に導入されているクレジットカードの不正検知・認証ツールである。EMV 3-Dセキュアを併用した不正利用対策をはじめ、クレジットマスターアタックと呼ばれる大量アタックの対策として活用可能だ。

一方、W2はOMO/オムニチャネル対応型総合ECプラットフォーム「W2 Unified」とD2Cリピート通販向けECプラットフォーム「W2 Repeat」を展開。成長市場であるEC業界において、時代を切り拓く製品・サービス開発に取り組んでいる。

本連携を通して、より高い次元での不正対策の実現を両社で目指すとしている。年々増加傾向にある被害を抑制し、不正利用撲滅を実現する一歩となることが期待される。


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