Amazonの商品画像のサイズは?ガイドラインに則って紹介

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Amazonの商品画像のサイズは?ガイドラインに則って紹介

Amazonで商品を販売するにあたって、商品画像は売上に影響を与える重要な要素といえます。

ユーザーの目に留まる商品画像で、最大限アピールしたいところですが、Amazonでは厳格な画像ガイドラインが定められています。

本記事では商品画像に関するガイドラインの紹介や画像作成の注意点、魅力的な画像作成のポイントを解説します。

Amazonへの出品準備をしている方、出品情報の見直しを検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

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Amazonの商品画像とは

Amazonの商品画像は、メイン画像とサブ画像の2種類に分けられます。それぞれ解説します。

メイン画像

メイン画像は、検索結果一覧に表示される、商品の顔となる画像です。

商品詳細ページでも最初に表示されるため、メイン画像で商品をアピールしたいところですが、ガイドラインが厳しく、テキストやイラストは入れられません。

商品単体で、背景が白い画像を使用します。

検索結果一覧ページ(PC/SP)

商品詳細ページ(PC/SP)

サブ画像

サブ画像は、商品詳細ページで2枚目から表示される画像です。最大8枚まで設定することができ、メイン画像と異なる角度から撮影した写真や商品の使用シーン、商品説明などを伝えるために使用します。

メイン画像よりも自由度が高いため、テキストやイラストを用いて商品をアピールできます。

出典:メイン画像・サブ画像について|Amazon出品大学

Amazonの商品画像の推奨サイズ

商品画像にはサイズ要件が定められています。

サイズはメイン画像とサブ画像共通で、以下のような条件を満たす必要があります。

  • 最長辺が500ピクセル以上10000ピクセル以下
  • 推奨サイズは各辺1000ピクセル以上

メイン画像のサイズ

メイン画像は、長辺が500ピクセル以上必要です。

鮮明で高画質な商品画像を表示させるために、各辺1000ピクセル以上のサイズを使用することが推奨されています。

なお、商品詳細ページでは、商品画像にカーソルを合わせたり、商品画像をクリックした際に、商品が拡大表示されるズーム機能があります。

このズーム機能で問題なく画像を表示させるためには、長辺のサイズが1600ピクセル以上必要です。

また、ズームが可能なファイルの最小サイズは1000ピクセルとされています。

サブ画像のサイズ

サブ画像も、メイン画像と同じサイズ要件が適用されます。最長辺が最小500ピクセル、最大10000ピクセルで、推奨は各辺1000ピクセル以上です。

出典:メイン画像・サブ画像について|Amazon出品大学

Amazonの商品画像に関するガイドライン(規約)

Amazonは、サイズ以外にも商品画像にガイドラインを設けています。

主要なガイドラインを以下の表にまとめました。

メイン画像 サブ画像
フォーマット JPEG (.jpg), GIF (.gif),PNG(.png)
※処理速度の速いJPEG形式推奨
サイズ 最小:縦または横のどちらか長い辺が500ピクセル
最大:縦または横のどちらか長い辺が10000ピクセル
背景 純粋な白
※RGB値が(255,255,255)
白推奨だが、必須ではない
商品全体に占める販売商品の大きさ 85%以上 規定なし
不鮮明な画像、画素化した画像、端がギザギザに加工された画像 NG NG
商品の一部ではない文字、ロゴ、透かしが挿入された画像、
イラスト、グラフィック
NG OK
商品に同梱されないアクセサリー類とのコーディネート、
合成写真、複数の商品や色
NG OK
※購入者に付属品であると誤解を与えないように注意
複数の商品や色、サイズが写った画像 NG OK
モデルが入った写真 NG
※服&ファッション小物カテゴリーの商品および
そのアクセサリーをモデルが着用している場合を除く
OK

特に注意が必要なポイントについて解説します。

メイン画像に関するガイドライン

メイン画像は、サブ画像よりも細かく条件が指定されています。

サブ画像と異なる点は下記のとおりです。

  • 純粋な白背景(RGB 255,255,255)を使用すること
  • 商品が画像の85%以上を占めていること
  • テキスト、ロゴ、透かしを使用しないこと
  • 商品のみを表示し、付属品や装飾品は含めないこと
  • 複数の商品や色、サイズが写った画像は使用しないこと
  • モデルの入った画像は使用しないこと

基本的には白背景に販売対象となる商品のみを入れたものがメイン画像として設定できます。

強みのアピールや商品詳細、割引の訴求などのテキストも入れることができないため、検索結果で競合との差別化を図るのは難しいでしょう。

サブ画像に関するガイドライン

サブ画像は、フォーマット、サイズ要件はメイン画像と共通していますが、比較的自由に情報を盛り込むことができます。

例えば、背景色の制限がないため、複数の写真を組み合わせて画像を作成したり、実際の使用シーンをイメージできるような場面写真を使用したりと工夫ができます。

また、テキストやイラストも入れられるため、サブ画像を活用して商品の特徴やサイズガイド、使用方法といったユーザーの購入意思決定に直結する情報を伝えられます。

共通のガイドライン

メイン画像とサブ画像で共通している条件は下記のとおりです。

  • 画像のファイル形式はJPEG (.jpg), GIF (.gif),PNG(.png)のいずれか
  • サイズは長辺が最小500ピクセル、最大10000ピクセルであること
  • 不鮮明な画像、画素化した画像、端がギザギザに加工された画像でないこと

出典:メイン画像・サブ画像について|Amazon出品大学

Amazonの商品画像ガイドライン(規約)に違反するとどうなる?

Amazonの商品画像ガイドラインに違反した場合、以下のような措置がとられる可能性があります。

  • 出品情報が非表示になり、検索結果に表示されなくなる
  • 販促メールや特集ストアの掲載対象外になる

商品の露出機会が減ることになるため、事前に画像要件を満たしているかについて、画像アップロード後に商品ページに反映されているか確認しましょう。

また、実際の商品と商品画像が明らかに異なる場合、購入者から違反報告を受ける場合があります。

Amazonから対応を求められた際には、ガイドラインに沿って速やかに画像を修正しましょう。

修正に応じない、違反が繰り返されるといった悪質な出品の場合には、商品情報の削除やアカウントの停止などのペナルティが課されることがあります。

Amazonの商品画像に関する注意事項

Amazonが定めるガイドラインに加えて、画像を準備するにあたって注意したいポイントを紹介します。

商品画像による著作権侵害に注意する

使用する画像の法的権利を有する人または会社が存在する場合、使用の許可を得る必要があります。

Amazonでは、第三者の権利を侵害しないことを前提に画像のアップロードについて定めています。

商品画像には、自社で撮影した画像や使用許可を得た画像を使いましょう。

商品画像は縦長か、正方形か

Amazonのガイドライン上、商品画像は縦長と正方形のどちらでも問題ありません。

しかし、ユーザーが画像を見やすいサイズについては、デバイスごとに異なります。

2024年10月現在、スマートフォンでは横幅が固定されているため、縦長サイズの方が画面占有率が高くなる仕様になっています。

一方、パソコンでは高さが固定されているため、縦長サイズは小さく表示されます。最近では、スマートフォンでの商品閲覧が主流になっているため、縦長の画像を取り入れてみるのも1つの手です。

とはいえ、楽天市場やYahoo!ショッピングなどの大手ECモールでは、正方形の商品画像が最適となっているため、複数モールに出店している場合はAmazon用に画像をリサイズする手間が出てきます。

そこまで手が回らないということであれば、Amazonが推奨している各辺1600ピクセル以上の画像を用意するようにしましょう。

商品画像に過度なエフェクトを使用しない

上述のとおり、メイン画像へのエフェクト使用は禁止されています。サブ画像ではエフェクトの使用は許可されていますが、過度な画像の加工は避けましょう。

Amazonのガイドラインでは、「出品する商品を正確に表示すること」という条件が定められています。

テキストやイラストによる加工が許可されているからといって、実物よりもよく見せようとしたり、誤解を与えるような表現をしたりするのはNGです。

魅力的なAmazonの商品画像に共通するポイント

Amazonのガイドラインを押さえたうえで、商品ページの滞在時間や購入率がアップする商品画像を作成するためのポイントを紹介します。魅力的な商品画像の共通点は下記のとおりです。

  • 商品のサイズ感が伝わる
  • 付属品・セット内容、バリエーションが分かりやすい
  • 商品の使用イメージが伝わる(商品が動作している様子や着用イメージ、使用例などが示されている)
  • 使用方法や機能説明が詳しく記載されている
  • 梱包や発送時の状態が明示されている

実物を手にとれないオンラインショッピングにおいて、ユーザーは「画像と異なる商品が届くのではないか」「自分のイメージと違うサイズ・仕様の商品が届いたらどうしよう」といった不安を抱えています。

商品画像で伝える情報が多ければ多いほど、安心感を与え、購入につながる可能性が高まります。

【FAQ】Amazonの商品画像に関するよくある質問

最後にAmazonの商品画像に関するよくある質問に回答します。

商品画像が表示されないのはなぜ?

Amazonで画像が表示されない場合、以下のような原因が考えられます。

  • 画像のアップロードが完了していない
  • 画像がAmazonのガイドラインに違反している
  • ブラウザのキャッシュが残っている
  • Amazonのシステムに問題が発生している

画像を再アップロードする、ガイドラインを確認する、ブラウザのキャッシュをクリアするなどをして対処しましょう。

画像が表示されない状態が続く場合は、Amazonに問い合わせてみましょう。

商品画像におけるスマホとPCの違いは?

上述のとおり、スマホとPCでは画像の表示方法が異なります。メリット、デメリットを確認し、自社の商品やターゲット層に合わせて運用を行いましょう。

また、スマホとPCでは、商品画像の表示枚数も異なります。

  • スマホ:メイン画像1枚+サブ画像6枚の合計7枚
  • PC:メイン画像1枚+サブ画像8枚の合計9枚

スマホで商品詳細ページを閲覧しても商品の情報が伝わるよう、重要な情報はサブ画像の6枚に収めることをおすすめします。

商品画像のサイズが勝手に変更されるのはなぜ?

公式に発表されていませんが、画像の余白部分がカットされてリサイズされる仕様に変更されていることから、アップロードした商品画像が自動的にリサイズされてしまう事象が発生しています。

これまで問題なく表示されていた画像が小さくなっている、画質が落ちているという場合には、画像の余白部分を調整し、再アップロードしてみましょう。

参考:
画像サイズが勝手にリサイズされる|Amazonセラーフォーラム
ズームで登録していた画像(1000ピクセル以上)が縮小されてズームにならなくなっております。|Amazonセラーフォーラム

Amazon出品での利益を伸ばすには、プロにサポートしてもらうのがおすすめ◎

Amazonの商品画像に関するガイドラインや注意点、画像作成のポイントなど、網羅的に解説しました。

商品画像だけでも押さえるべき要素は多岐にわたります。最適な商品画像を設定し、売上アップにつなげるのはもちろん、自社の状況やAmazonの特徴を踏まえ戦略を立てていくには専門知識と経験が必要です。

最短で成果を上げたいという方は、ECサイトの運営代行・コンサルティングサービスを利用して、専門のサポートを受けるのがおすすめです。

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