ECサイト経営の経験者が今後取り入れたい技術、戦略は? NEXER調査
株式会社NEXER(以下:NEXER)は2024年10月8日、受注プロセス高速化クラウド「SmartDeal」と共同で「ECサイト経営」に関するアンケート結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
調査概要
◆調査期間:2024年9月27日〜10月1日
◆調査機関:株式会社NEXER(自社調査)
◆調査対象:事前調査で「ECサイト経営の経験がある」と回答した全国の男女
◆有効回答数:74サンプル
◆調査方法:インターネット調査
◆調査元:株式会社NEXER、SmartDeal
◆出典元:「ECサイト経営」に関するアンケート(株式会社NEXER)
販促では「割引クーポンやセール」がトップ
販売促進のために使用している特別なオファーやプロモーション戦略として当てはまるものを選択してもらったところ、「割引クーポンやセール」が58.1%と最多になった。次いで「限定商品や新商品の先行販売」が43.2%「フラッシュセールやタイムセール」が20.3%と続く。
また顧客体験を改善するために実施している、もっとも大きな施策については「迅速なカスタマーサービスとサポート」が43.2%と圧倒的なトップとなった。その理由については以下のような回答が並ぶ。
◆利用者の立場から考えて(40代・男性)
◆そこからヒントが生まれてくるから(40代・男性)
◆商売は信用が第一でいい加減な商売はしたくない(60代・男性)
ソーシャルメディア、コンテンツマーケティングに注目が集まる
続いて、ECサイト運営においてもっとも重要だと思うマーケティング手法について質問したところ、「ソーシャルメディアマーケティング」が28.4%、「コンテンツマーケティング」が27%と僅差で並んだ。
それぞれの理由については以下の通り。
◆ソーシャルメディアマーケティング
▷今の時代必要(30代・女性)
▷利用者が多いから(40代・男性)
▷話題になると売れるから(40代・女性)
◆コンテンツマーケティング
▷差別化を図るため(40代・男性)
▷強みとして、事業のコアになる部分だから(30代・女性)
▷直接的につながらなくとも、長期的な視点でプラスになることが多い(40代・男性)
AIと機械学習の導入に前向きな回答
今後もっとも取り入れたい技術や戦略について、最多回答は「AIと機械学習を利用した顧客インサイトの抽出」となった。その理由については以下の通り。
◆自動化出来るところはしていきたい(40代・男性)
◆これからの時代、当たり前になると思うので(50代・男性)
◆自分ではできないことを実現してくれそうだから(30代・女性)
ECサイトを経営するうえで、業務の効率化は欠かせない。人材不足など様々な現場課題を解決する手段として、AI技術に注目している状況が見受けられる。より効率的に事業成長を続けるために、最新技術を積極的に取り入れた運営姿勢が重要になるだろう。