アイスタイル、統合データ基盤(CDP)の整備およびAIを活用した次世代クチコミ分析ツールの開発に着手

ECのミカタ編集部

アイスタイル、統合データ基盤(CDP)の整備およびAIを活用した次世代クチコミ分析ツールの本格開発に着手

株式会社アイスタイル(以下:アイスタイル)は2024年10月8日、トレジャーデータ株式会社(以下:トレジャーデータ)、株式会社ベルシステム24(以下:ベルシステム24)、株式会社シンカー(以下:シンカー)と協業し、統合データ基盤(CDP)(※1)の整備、および、AIを活用した次世代クチコミ分析ツールの開発に着手したことを公表した。
※1:Customer Data Platformの略。顧客の属性や行動に関するデータを収集・統合するためのプラットフォームを指す。

新規サービスの立ち上げへ向けた協業

今回の協業はアイスタイルが2025年に予定している、ブランドのマーケティングを支援するデータドリブンな新規サービスの立ち上げへ向けたものである。

これまでオンライン・オフラインを一気通貫した顧客体験によって、生活者とコスメ・美容ブランドの出会いを創出すると共に、これらの事業で蓄積された生活者の化粧品購買や使用に関する膨大な行動データをもとにした、化粧品ブランド向けのマーケティングソリューションを提供してきた。

今後は「@cosme」のプラットフォームのデータベースをフル活用することで、これまで提供してきたブランドのマーケティング支援事業を更に発展。商品開発等のプロセスも含めた、より包括的なマーケティング支援サービス=データドリブンソリューションをローンチするとしている。

※画像元:統合データ基盤(CDP)の整備および AIを活用した次世代クチコミ分析ツールの本格開発に着手(株式会社アイスタイル)

統合データ基盤 (CDP)へと進化

これまでアイスタイルは、ベルシステム24とシンカーと共に、AIを活用した次世代クチコミ分析ツールのプロトタイの開発を進めてきた。その結果、本ツールが生成AIによるスピーディで簡潔な分析だけではなく、人の主観に依らないデータを網羅した新しい示唆を提示できる可能性が検証できたという。

今後はトレジャーデータが提供する「Treasure Data CDP」を導入し、「@cosme」のデータベースを、ヒト(ユーザー属性)・モノ(閲覧データ)・アクション(購買情報など)からなる膨大な生活者データを組み合わせて、これまで以上に機動的に活用できるマクロなデータベース=統合データ基盤 (CDP)へと進化させる見込みである。

生活者とブランドのより良い出会いを創出するサービスの提供が期待される。正式なサービス化へ向けたプロダクト開発状況に今後も注目したい。


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