Amazon、生成AIを搭載した対話型ショッピングアシスタント「Rufus(ルーファス)」ベータ版を日本へ導入

ECのミカタ編集部

Amazonが生成AIを搭載した新たな対話型ショッピングアシスタント Rufus(ルーファス)ベータ版の日本への導入を発表

Amazonは2024年11月7日、一部の日本顧客向けに「Rufus(ルーファス)」ベータ版をリリースした。

商品を見つけやすくなるようサポート

Rufusは、Amazonの商品とWeb上の情報を学習した生成AIを搭載したショッピングアシスタントである。

顧客の購入意向、商品、比較に関する質問に回答し、それに伴うおすすめの商品を表示。Amazonでの買い物において、商品を見つけやすくなるようサポートする。主な特徴、機能は以下の通りだ。

◆商品詳細ページで商品について質問する
◆シーンや目的に合わせて買い物をする
◆おすすめ商品を見つける
◆選択肢を比較する


「登山に必要なものは?」「屋内庭園を造りたい」といった幅広い質問を通じて、やりたいこと、イベント、目的や他の具体的なニーズに応じて必要な商品を検索して探し出すことが可能。同じカテゴリーに属する商品の特徴も手早く比較し、希望に最も適した商品タイプを購入できる。

また、商品詳細ページを閲覧中にその商品に関する具体的な質問をすると、商品ページの詳細情報やカスタマーレビュー、カスタマーQ&Aをもとに、Rufusが回答する。より多くの情報参考にしつつ、間違いの無い購買決定を行うサポートが実現するだろう。

※画像元:生成AIを搭載した新たな対話型ショッピングアシスタント Rufus(ルーファス)ベータ版の日本への導入を発表(アマゾンジャパン合同会社)

生成AIを活用したカスタマーイノベーションを前進

Amazonは、顧客の買い物体験向上を目的に、25年以上にわたり幅広くAIを活用してきた。

顧客一人ひとりに合わせてAmazonで表示されるおすすめ商品や、フルフィルメントセンターでの在庫管理の効率化、Alexaとの会話などはAI活用の代表的な事例となるだろう。

さらに、生成AIを活用した商品名や説明文の作成サービス提供、既存の商品情報をより充実するためのサポートも実施。こうした取り組みの一環として、生成AIを活用したカスタマーイノベーションを前進させる「Rufus(ルーファス)」ベータ版の提供を日本顧客へ向けて開始するに至った。

今後は本サービスを更に便利な機能にしていくため、AIモデルの改良と回答の改善、微調整を続けていくという。ECでの購買体験を大きく進歩させるAIサービスとして、今後の発展にも期待が高まるだろう。


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