ホリデーシーズンの贈り物やギフトとして最も人気の商品は? AMEX調査

ECのミカタ編集部

Amex Trendex:世界13の国や地域を対象にしたホリデーシーズンの消費傾向に関する意識調査

アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.(以下:アメリカン・エキスプレス)は2024年11月14日、クリスマスや年末年始などのホリデーシーズンの消費傾向について、日本を含む世界13の国や地域を対象としたグローバルの意識調査 「American Express Global Trendex - Holiday Seasons」の結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査期間:2024年6月21日~7月17日
◆調査対象国:世界13の国や地域(日本、米国、英国、香港、カナダ、メキシコ、インド、シンガポール、イタリア、フランス、ドイツ、スペイン、オーストラリア)
◆調査対象者:世帯年収が5万ドル以上で、年に1回以上旅行をする成人
◆調査方法:オンライン調査
◆サンプル数:米国約2000人、香港約500人、日本を含めたその他の国約1000人ずつ
◆各世代の生年区分:Z世代:1997-2012、ミレニアル世代:1981-1996、X世代:1965-1980、ベビーブーマー世代:1946-1964
◆世界13の国や地域ごとのホリデーシーズンの定義
・日本:2024年12月末(24日・25日含む)~2025年1月初旬
・米国、香港、カナダ、シンガポール、オーストラリア:2024年11月~2025年1月
・英国、メキシコ、イタリア、フランス、ドイツ:2024年12月末~2025年1月初旬
・スペイン:2024年12月~2025年1月
・インド:2024年10月~2025年1月
◆出典元:American Express Global Trendex - Holiday Seasons(アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.)

「自分自身へのギフト」に最も多くの金額を費やす

ホリデーシーズンのギフトについて、誰にどの程度の額のギフトやプレゼントを贈るか質問したところ、日本では上位から「自分自身へのギフト(27461円)」、「家族へのギフト(23524円)(※1)」、「子供以外の家族へのギフト(22134円)(※2)」と「自分自身へのギフト」に最も多くの金額を費やす傾向が確認された。

一年の締めくくりや、新しく始まる一年に向けて、自分へのご褒美消費の意欲が高まっていることがうかがえる。

「自分自身へのギフト」について、具体的な内容に目を向けてみると「アクセサリー(ジュエリー、時計、財布、バッグなど)」が最も多く、全体の38%を占める結果に。次いで「衣類」と「旅行」がそれぞれ37%と続いた。

また、ホリデーシーズンの過ごし方について、日本のZ世代・ミレニアル世代の32%が「ひたすら自分を磨く」と回答しており、X世代やベビーブーマー世代の25%と比較すると、自己研鑽への関心が高い様子が見受けられるだろう。

※1:子供のいない回答者による回答
※2:子供のいる回答者による回答

Z世代、ミレニアル世代の74%がホリデーシーズンに旅行

「年末年始のホリデーシーズンに旅行する予定はありますか?」という質問に対して、日本の回答者の63%が「予定している」と回答。

世代別に見ると、Z世代とミレニアル世代はそれぞれ74%と、ベビーブーマー世代(51%)と比較して高い傾向にある。

中でも、Z世代の33%は「予定があり、すでに予約している」と回答しており、この結果は全世代の中で最も高く、日本の回答者の全体平均の18%を大きく上回っている。さらに、「予定があり、すでに予約している」と回答した割合を在住エリア別で比較すると、関西在住の回答者が27%と最も高い結果になった。

Z世代は積極的に年末年始のイベントに参加

ホリデーシーズンのイベントへの参加予定について聞いたところ、日本ではZ世代の意欲が最も高い傾向となり「クリスマスパーティーや忘年会・新年会に行く」との回答が33%と全世代平均の29%より高くなった。

若年層ほど、アクティブに年末年始のイベントに参加する傾向がうかがえるだろう。

本調査によって、ホリデーシーズンの消費動向が明らかになった。「自分自身へのギフト」を設定している方が多く、商品はジュエリーや時計といったアクセサリー、衣類、そして旅行に人気が集まった。

アフターコロナとなった現在、「モノ消費」から「コト消費」への需要が増加している傾向からかイベント、アクティビティへの参加に積極的な様子もうかがえる。まもなく迎える年末年始商戦へ向け、本調査内容を参考に施策を検討してみてはいかがだろうか。


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