軽量商品の配送に新風!メール便に代わる「ECパケット」がスタート

ECのミカタ編集部

メール便と宅配の間のサービスが登場
厚さ3cm・重さ1kg以内の商品を定額料金で配送
ピッキング、梱包、配送までワンストップで対応

ECパケット

株式会社ダイワコーポレーション(以下、ダイワコーポレーション)は、ECビジネス事業者に向けた新しい配送サービスとして「ECパケット」を2月1日より開始した。
「ECパケット」は、メール便よりも少し大きめのサイズ(34cm×25cm、厚さ3cm、重さ1kg以内)までの荷物を全国一律料金(1出荷あたり350円)で配送。これまでメール便では対応できなかった商品やパンフレットなど、その配送可能範囲を拡げるサービスとして期待が高まっている。
利用には年間配達数500個以上(生もの・こわれもの等は非対応)の契約が必要。発送データを送れば、送り状・納品書の発行からピッキング、商品の梱包、配達まで全てダイワコーポレーションが請け負う。日曜・祝日・休日も配達が可能で、送り元は追跡サービスを利用しての配達状況確認もできる。また「ECパケット」は、保障サービスや梱包する箱をオリジナルデザインにするサービスも希望により付加できる。

クロネコメール便廃止、ヤフオク!利用規程追加

消費者にとって“送料無料”という文化が当たり前に近い感覚に定着した昨今、メール便は配送コストを抑えるためには必要不可欠なサービスだ。しかし、「ゆうメール」と国内シェアを二分するヤマト運輸の「クロネコメール便」が、郵便法違反に関する問題で今年3月末をもってサービスを廃止すると発表。さらに「ヤフオク!」では、出品者が落札者に対して梱包料や手数料などの名目で落札価格に上乗せして支払いを求めたり、実際の送料より多額の送料を上乗せすることを禁止する利用規定を今年3月3日より追加すると発表した。
いま、ECビジネス事業者には配送の仕組みについて、コストを含む見直しが迫られている。こうした状況下において、「ECパケット」の登場は大きい。これまでとどう変わるのか、新たなメリットは何か、しっかりと見極めていきたい。


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