ギフト購入場所の第1位は総合ECサイト、年代別では? ギフトモール調査

ECのミカタ編集部

ギフト購入場所の第1位は総合ECサイト、第2位はデパート・百貨店。総合ECサイトの利用率最多は40代女性、百貨店は20代女性

株式会社ギフトモール(以下:ギフトモール)が運営する「ギフトモール オンラインギフト総研」は2024年11月26日、2023年7月から2024年6月の1年間のギフト購入実態(オンライン、リアル店舗含む)に関する調査結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆実施時期:2024年6月18日〜20日
◆実施内容:インターネット上のパネルによる助成想起率調査
◆調査主体:株式会社ギフトモール オンラインギフト総研
◆調査対象:全国15歳〜59歳の男女
◆調査人数:2250名(年齢性別均等割り付け/2024年7月からの1年間にギフト購入経験がある人)
◆出典元:2024年度版ギフトの購入場所調査利用率編(オンラインギフト総研調べ)

購入場所は「総合ECサイト」がトップ

ギフトの購入場所は「総合ECサイト」がトップになった。2022年12月の調査で初めて首位になった「総合ECサイト」は、安定してギフト購入場所として支持され続けている。

続いて2位「デパートや百貨店の店頭」、3位「専門店の店頭」、4位「ショッピングセンター・ショッピングモールの店頭」と実店舗が並んだ後、5位に「ギフト特化型のECサイト」がランクインした。

30、40代はECサイト、10、20代は百貨店を利用

性・年代別で各購入場所の利用率を高い順に確認したところ、「総合ECサイト」では1位が40代女性、続いて30代女性・30代男性となった。このことから、総合ECサイトをよく利用する割合が高いのは30~40代であることが判明した。

一方「デパートや百貨店の店頭」の性・年代別の利用率が最も高いのは20代女性、2位が10代女性となり、百貨店でギフトを購入している割合が高いのは若年層の女性であるという調査結果となった。

この結果は、ギフト慣れをしている30、40代はECサイトを活用することで商品の比較検討や購入時間の短縮を重視している一方、10、20代はギフト選びで失敗したくないという思いからデパートや百貨店の店頭で実物を見た上で検討・購入することを重視していると考えられるだろう。

「購入場所の使い分けや多様化」が進んでいく

本調査では「若年層=ネット店舗」「中高年=リアル店舗」といったようなステレオタイプな傾向は見受けられなかった。

むしろ、デジタルネイティブ世代の若年層の方が、積極的にリアル店舗でのギフト選びを重視している傾向がうかがえる。実際、20代女性はギフト選びにおいて、継続的に百貨店を利用していることが明らかとなっている。

ギフトモールは本調査結果について、「ギフト購入経験の差が背景にある」と指摘。ギフトを贈る、あるいは受け取る経験を重ねるほど、ギフトを贈るシーンやイメージが増えていき、その結果TPOに合わせてギフト購入場所を使い分けられると続けた。

ソーシャルギフト等も含めたギフトのデジタル化や多様化の流れを受けながら、購入者のギフト購入経験が高まっていくことで、贈る相手やシーン、目的に合わせた「購入場所の使い分けや多様化」が進んでいくことが考えられるだろう。

消費者のニーズを捉えた施策が求められる。本調査内容を参考に、ターゲット層に応じた施策展開を進めてほしい。


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