LINEヤフー、自社サービスを提供できるアプリプラットフォーム 「LINEミニアプリ」を大幅アップデート
LINEヤフー株式会社(以下:LINEヤフー)は2024年11月26日、「LINE」上で自社サービスを提供できるアプリプラットフォーム「LINEミニアプリ」を大幅アップデートすることを公表した。
ミニアプリ内課金機能などを新たに提供
今回公表されたアップデート予定の概要は以下の通りだ。
◆素早くリリースできるプラットフォームへ
これまでの審査を必須とする「認証済ミニアプリ」と、審査不要で素早くリリースできる「未認証ミニアプリ」の2つの種類に「LINEミニアプリ」を細分化。その他、LINEヤフーによる審査状況がわかるユーザー向けの画面表示など、ユーザーが安心して利用できる対策も併せて実施する。
◆アクセス導線や検索から最適な「LINEミニアプリ」を気軽に発見
最適な「LINEミニアプリ」をサジェストするなど、「LINE」内の検索性を今後高めていくほか、「Yahoo!検索」上から「LINEミニアプリ」への誘導も可能になる予定。アクセス導線の強化を行うことで、ユーザーがより使いやすい環境を作る。
◆ミニアプリ内課金機能の提供によりオンラインサービスでの活用を促進
ミニアプリ内課金機能の提供に向けて準備を進める。本機能を踏まえ、「LINEミニアプリ」で提供されるゲームの課金や漫画の購入などが「LINE」上で完了可能となる(※1)。
※1:利用には手数料が発生する。
企業とユーザー双方にとって利便性の高いプラットフォームを目指す
「LINEミニアプリ」は店舗・企業が「LINE」上で自社サービスを提供できるアプリプラットフォームである。
会員証やモバイルオーダー、予約受付などのサービスをアプリの追加ダウンロード・会員登録不要で「LINE」上で利用することができ、2024年10月時点でのサービスリリース数は1万8000件、月間利用者数は1080万人を超えている。
これまで「LINEミニアプリ」は、主にオフラインサービスでの活用が進んでいたが、より多くの企業や幅広い場面で活用してもらうことを目的に大幅アップデートが進められることになった。
LINEヤフーは本アップデートによって、ゲームやEC、メディア、エンターテインメント領域など、オンラインサービスでの活用を促進し、企業とユーザー双方にとって利便性の高いプラットフォームを目指すとした。