Stripe、2024年BFCM4日間は史上最大の取引高に 越境決済も過去最高を記録
ストライプジャパン株式会社(以下:ストライプジャパン)は、2024年11月30日のブラックフライデーから12月2日のサイバーマンデー(以下:BFCM)にかけて、世界で4億6500万件以上の取引を処理し、総支払額は310億ドル(約4兆6500億円相当)を超えたことを公表した。
Stripe史上最大の記録を達成
多数のBFCM指標をリアルタイムで追跡できる「BFCMマシン」を公開し、1分間当たりのピーク時の取引などを開示。
今年のBFCM4日間の取引高は昨年を上回り、Stripe史上最大の記録となったと同時に、越境決済も過去最高を達成した。
本期間における主な結果は以下の通りだ。
◆取引総額:310億ドル(約4兆6500億円相当)(※1)以上
◆総取引件数:4億6500万件
◆最も売り上げが多かった都市:シアトル、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、サンフランシスコ
◆国際取引総額:32億ドル(約4800億円相当)
◆国際取引件数:4300万件
◆1人当たりの平均支出額:前年比4.3%増加
◆ピーク時の1分あたりの取引件数:13万7000件以上
◆Stripe Radarによる不正取引阻止:2090万件、総額9億1700万ドル(約1375億円)相当の不正取引を阻止
◆3万5000社以上の企業がStripeで過去最高の売上を記録
※1:日本円換算は一律1ドル=150円で計算
多くの企業が新たな決済手段への対応を進める
Stripeの情報部門の責任者であるEmily Glassberg Sands氏は、今回の結果について以下のようにコメントしている。
「BFCMはStripe史上最大の取引量となっただけでなく、越境取引は、週末の取引総額の10%以上を占めており、最もグローバルなイベントでもありました。BFCMがますますボーダーレスになるにつれ、企業は対応可能な決済手段を増やしています」
今回、Stripeは初めて暗号通貨での取引を追跡し、米国、ドイツ、フランスを筆頭に60以上の市場で暗号通貨による決済処理が行われたことを明らかにした。暗号通貨取引件数は42万8000件にのぼり、新たな決済手段としての存在感を増しているといえるだろう。
成長を続けるEC市場において、BFCMは重要なイベントとして今後も重視され続けるはずだ。引き続き国内外の市場動向を追っていきたい。